トラックで五輪を目指す福士加代子選手
福士選手を待っていたのは、ねぎらいの拍手でした。重友選手がゴールしてから14分12秒も過ぎ9位でフィニッシュすると、舌をペロリと出して笑顔を浮かべました。第一声は「ただいま帰りました!」。マラソンでの五輪切符を逃したことに対する、彼女なりの照れ隠しに見えました。
レース直後、福士選手は3月の名古屋ウィメンズ出場に意欲を見せましたが、永山監督との話し合いで断念しました。将来的なマラソン再挑戦はあきらめていませんが、今は4年前と同様、1万メートルに戻って長距離トラック種目で五輪を目指します。