『読売新聞 人生案内』3月6日朝刊より引用

読売新聞には人生相談の欄があります。

その名も『人生案内』

読書の方から様々な相談が寄せられ、色んな先生方がお答えになっています。

よくある相談では、解答の先生が相談者に寄り添う形でお答えになっていますが、この日はちょっと違いました。

今年の春に高校を卒業するという女子高校生からの相談でした。

様々なことが思い通りにいかず、生きているのも辛いという相談。

しかし相談文からお答えになった先生の返事は

「あなたの相談文は規定の5倍ほどの長さになっていました。これを苦労して〜中略〜 私はむしろ不安を感じました。」と。

一見すると、相談者さんになかなか厳しいお答え。

しかしこれも相談者さんのことを思ってのことでしょう。

ただ「そうですね。わかります。」と寄り添うだけが答えではありません。

時に厳しく、相談者であるあなたの考えに問題があるのではないですか?と答えています。

ぼくは家族や友人に相談を持ちかけられると、ついつい相談者の肩を持った答えをしてしまいます。

それは相談者に嫌われたくないって思いが出てしまうからなのでしょう。

本当に相談者のことを思うのであれば、今回お答えになった先生のように、時に厳しく言うことも大切だと気付かされました。