『「なぜかお金が貯まる人」がやっていること』田口智隆著 廣済堂出版発行
p49より引用
昨日は自分の『嫌な気持ち』を感じたら立ち止まるって話をしたが、お金でも同じことが言えるようだ。
『「何かがほしい」と思ったときには、いったん立ち止まってみてほしい。
それは、あなたにとって「本当に必要な物」なのか、ってことを。』
友達が最新のカッコいい車を買うと、自分も欲しいと思う。
友達が最新の高機能パソコンを購入したと聞くと、自分も欲しくなる。
車もパソコンも欲しいなって思うけど、友達から買ったなんて話を聞かなければ、どちらも欲しいなんて考えていなかった。
友達の話を聞いたから欲しくなったのであって、ずっと欲しいと考えていたわけでない。
テレビのCMで海外の美しい風景を見ると、旅行に行きたいな〜って思う。
旅行は前から行きたいと思っていたけど、別にすぐ行きたいわけではなかった。
CMで見たから、すぐにでも行きたくなっただけだ。
車もパソコンも旅行も、欲しいと思う気持ちは悪いことではない。
悪いのは、その時の衝動のまま購入してしまうこと。
「出来る人は行動が早い!」なんて言われるけど、これと衝動買いは一緒ではない。
行動が早くて仕事が出来る人というのは、今自分が何をやるべきなのか?を常に整理して、わかっているから行動が早いのだ。
衝動買いの場合は、自分が本当に何を欲しているのか?がわからないから、その時の衝動のままに買い物をしてしまうのだ。
友達の話や、CMで何かを欲しいと思う気持ちが出た時、一度立ち止まって自分に問いてみよう。
「それ、本当に今欲しいのか?」って。
きっと自分の心はわかってる。
今欲しいのはソレじゃないことを。