俺のTL-R
なんやかんやで乗り始めて1年経ちそうなので軽く紹介を。
まずTL1000Rとは何者なのか。
簡単に説明すると当時のSBKで勝つために生まれたホモロゲーションマシンです。
当時のレギュレーションでは4気筒は750㏄、2気筒は1000㏄までといった具合。
当時2気筒で走っていたDucatiに国産の4気筒勢は劣勢の状況。。。
そこでスズキは全くの新開発で
あ、なんか説明するのめんどくさくなってきたので止めます。
ググって下さい。
なんやかんやあってTL-Rは大きな活躍することも無く静かに消えていきました。
ネット上では、乗りにくいだのじゃじゃ馬だのと好き勝手いわれてますが個人的にはかなり乗りやすいバイクだと思います。
知り合いに乗らせても皆んな乗りやすさにびっくりしてます。
世論に殺されたバイクです。
まぁ、サーキットで限界を攻めるような高次元でのシチュエーションは知りませんが......
街乗りするにもポジションはハンドルが近く楽ちん。
エンジンのトルクもモリモリなので、どの回転域からもズイズイと加速していきます。
4気筒と違いパワーの出方がフラットで、後ろから巨人に手で押されているような加速です。
これはトミンモーターランドを走った時。
ミニサーキットでも楽しめます。
さすが当時のフラッグシップ。
そしてなんといっても
一番はこのコブの中身
ヤバくないですか?
2Lペットボトルなら3本くらい余裕でぶち込めます。
泊りのツーリングもこのコブにぶち込めるのでメチャ便利です。
これは魔法陣です。
説明は省きますが魔法陣です。
【燃費】
燃費は普通に走っていれば15km~18km程度。
高速では余裕で20㎞を超えます。
経済的ですね。
ただタンク容量が少ないので巡航距離は短いです。
16L入りますが、1.5Lは燃ポンの潤滑のために使われてるので
実際に使えるのは14.5Lのみです。
一見大きく見えるタンクも半分はエアクリーナーボックスですので。
【速度】
最高速は不明ですが、メーター読みで270㎞までは観測しました。
メーター誤差を考えると実測で250㎞行かないぐらいでしょうか?
もちろん近所のアウトバーンで走ったときの話です。
【よくある故障】
トラブル関係でいうと、
電装系が必ずと言っていいほど壊れます。
「ジェネレーター」「レギュレーター」の2つです。
ココが壊れたことのないオーナーに出会ったことがありません。
パーツを交換するだけなので大した問題では無いですね。
後はドライブシャフトとクラッチレリーズからのオイル漏れがありました。
ここに関してもある程度古いバイクなら当たり前の消耗なのでOKです。
シールの交換も難易度は低いので気にしなくて大丈夫です。
基本的に消耗品は純正で出ます。
安心して買ってください。
燃ポンは出ません。
怯えて乗って下さい。
【クソポイント】
あ、あと純正のTOKICOはマジで◯ソなのでさっさと捨てて、NISSINを入れましょう。
必ず幸せになれます。
【価格】
最近ではなぜか中古相場が上がってきていて、バイクショップで買うと100万越えが当たり前になってきました。
某オークションでは50万~70万ぐらいが相場でしょうか?
その価値があるかは非常に微妙ですが、唯一無二の面白いバイクであることは確かです。
良い個体が出てきたら買いでしょう。
年式による大きな違いはカラーリングだけですが
国内仕様と輸出仕様はフィーリングも結構違いますのでお気をつけて。
このバイクに限った話では無いですが、あまりネットの評価だったりを信用しすぎない方が良いです。
実際乗ったことない奴が当時の評価を誇張して書く、なんて事はザラです。
そんな感じですかね。