良いギターキャビネットIRの定番として推すユーザーの多いOwnHammerのキャビネットIRをレビューします!
OwnHammer Heavy Hitters Vol.1
OwnHammerのキャビネットIRにはいくつかラインナップがあり、Standard Seriesにある
Heavy Hitters Vol.1がキャビネットが4種類、それぞれスピーカーが4種類ありとてもお得でしたので、
そちらを購入しました。
キャビネットはDiezel, Marshall, Mesa, Orangeの4 x 12キャビネットということで名前通りヘビーなギターサウンドでよく使われるキャビネットばかりです!
OwnHammer IRの選び方
OwnHammer のキャビネットIRをダウンロードすると大量のIR ファイルがあります。とんでもないファイルの種類です。
OwnHammerではTutorialで使い方の解説もあったり、かなり詳細な解説動画をいろいろ出してくれています。
(その動画の音も曲もめっちゃいい!)
公式の解説をもとに使ってみた結果、下記の手順が効率的でした。
- まずはSummeryというフォルダに各キャビ/スピーカーの代表的なものが1種類ずつあるので、アンプにあう感触を聴きながら探す。
- 気に入ったキャビネットとスピーカーの組み合わせが決まったら、「Single Cabs」フォルダ内の気に入った組み合わせの「 Quick Start」フォルダ内のIRを試してみる。
- 「Quick Start」のIRで「もうちょっとここが・・・」となったら、「Mixers」フォルダのものを試す。
- 「さらに突き詰めたい!」場合「Mics」フォルダのものを試す。
MixersフォルダのIRが秀逸
いろいろ試しましたが、自分はだいたい「Mixers」フォルダの中のどれかでOK! になりました。相当良いです。
MixersのIRファイルはマイクの名前は付いていないのですが、下記の構成のようです。
- BOLD:突き抜けるミッドレンジと少しルーズなトップエンドとボトムエンドのOwnHammer独自ミックス
- CHUNK:BOLDのよりファットなバージョン
- CUT:オンマイクShure SM57 + オフマイクSM57のコンビネーション
- JS:Jhon Symonsによるマルチマイクミックス
- MDRN:SM57 + ゼンハイザーMD421 のコンビネーション
- OH1:SM57 + Royer R121のコンビネーション
- OH1F:OH1のよりファットなサウンドのバージョン
- OH2:MD421 + R121のコンビネーション
- OH2F:OH2のよりファットなバージョン
- SP2:Scott Petersonによるマルチマイクミックス
また、下のような表もありました。キャビネット選び参考に。
音の感想
とにかく使える、Mix readyな「いい音」がIRファイル1つで出るっていう感じです。あまりいくつものIRファイル組み合わせる必要を感じないレベルです。チュートリアル動画通り一発のファイルで十分なクオリティ持っています。
ヘビーなサウンドにはやはりMixers のOH1, OH2, MDRNあたりを試せば間違い無いと思います!