ダンスにジャンルは必要か???
あるダンスコンテストでジャッジをさせていいただいた時の話し。
参加していた女子高生のグループ、事前にもらった資料によるとジャンルが「HIP HOP」と書いてあったが、彼女達の踊りにはHIP HOPの要素がゼロだった。
これは自分的にはだいぶ衝撃であった。
恐らく、彼女達がやりたかったのは、いわゆる最近のR&B的なダンスで、ちょっとJAZZよりなスタイルなのではないかと思われた。
しかし、彼女達はこれを「HIP HOP」と思っていた。
コンテストが終わった後、アドバイスを求めてきた彼女たちに、自分は逆に多くの質問をする事になる。
『みなさんのジャンルはなんですか?』
「HIP HOPです。」
『どのあたりがHIP HOPなんですか?』
「ダウンするだけがHIP HOPではないと思うので・・・」
みたいな返答が返ってきた。
・・・それはその通りである。
「ダウンするだけがHIP HOP」なのであれば多くのダンスがHIP HOPから除外されてしまう。そもそも「HIP HOPのダンスという定義」が彼女たちの中には欠落しているように思えた。
彼女たちの話を総合すると、「最近の音楽で、自由な表現で踊るのがHIP HOPである」という理解のようであった。
申し訳ないが、完全に間違っている。
これは先に書いた「HIP HOPの真髄とは」というブログに大きく関係することであるので、お時間ある方はそちらを一度見ていただければと思う。
今回は「HIP HOPとは?」という事よりも、もっと大きなカテゴリーで、「ジャンルとは?」という事について書きたいと思う。
この内容は以下に再編集してアップしましたので、よろしければそちらをご覧ください。
http://s-faith.com/miyatatakeo/dance-theory/dance-genre/genre-v1/