UK B-BOY CHAMPIONSHIPS B-BOY SOLO 、感動の優勝は・・・ | B-Boy Takeo のブログ

UK B-BOY CHAMPIONSHIPS B-BOY SOLO 、感動の優勝は・・・

さて、UKの件いろいろ書きたいことは山積みですが、今日はB-BOY SOLO BATTLE の事を書きたいと思います。

B-BOY SOLO BATTLE には定員を超える参加者が集まりました。
昨年始めたばかりのコンテンツですが、かなりの盛り上がりを見せます。
個性的なB-Boy達が多数参加して、予選から素晴らしい内容でした。

ジャッジ3人の集計を出して、その点数の通り、1位から16位が予選通過となりました。
面白かったのは、去年の決勝を戦った、2gooとyoshがそれぞれ予選の1位と2位だったことです。やはり2人の実力は伊達ではありません!!

そして始まるトーナメント。結構厳しいバトルの連続でジャッジも悩むシーンが多かったと思います。これはどのジャンルでも同じですが、BEST8、BEST4と絞られて来るにつれ、実力がどんどん伯仲となり、判定がとても難しくなるという事です。

BEST4のカード、

DRAGON VS yosh

そして

YU-YA VS 2goo

はその意味ではかなり難しかったと言えます。

BEST4の結果、決勝はDRAGON対YU-YA。
昨年の優勝、準優勝はここで敗退となります。

さて、YU-YAのチーム、REAL CRIME はトーナメント初戦でWASEDA BREAKERS に敗退。
一方、DRAGONのチームFOUNDNATIONはこの後決勝を戦うまで勝ち残っていました。
その意味では、CREWで優勝する道のあるDRAGONと、もう後がないYU-YAでは背負っているものが違ったかもしれません。
1対1、逃げも隠れもできない、最後のバトルは、そういう意味では気力の勝負と言っていいでしょう。

そして迎えた審査員発表の時。

審査員が高々と上げたのは、YU-YAの手でした!
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YU-YAは感動で泣き崩れ、多くの仲間が舞台に駆け上がり、彼の周りを取り囲み、彼の背中を叩いて優勝をたたえました!

優勝のコメントを求められたYU-YAは言いました。
「自分は結婚していて、子供もいて、続けていくのがいろんな意味でつらかったけれど、どうしても世界に行きたくて頑張ってきました。」

そしてジャッジをしていたWets-Tのコメントで印象に残っている言葉があります。
「それほど差があったわけではないけれど、最後の一本のロープにしがみついてでも、ロンドンに行こうという気持ちが相手に上回った結果だ」


以前、仙台のEXCがUKで優勝した時、リーダーのミタケンの言葉がとても印象的だったのでBLOGで書きました。

僕たちは、予選が終わって今日までの約2ヵ月間、
毎日、
夜中の2時3時まで、
1日も休むことなく、
1人のメンバーも欠ける事無く 練習を続けてきました。

誰も僕たちが優勝すると思っていなかったと思いますが、
僕たちは自分たちの優勝を信じていました!!



思いは現実となります。


しかし、
日々血のにじむような努力を積み重ねるる事無しに、
思いを達成することは出来ません。


今回のYU-YAの思いは見ている人にも伝わったと思います。
そして彼のコメントは多くの人に感動を与えました。


僕が彼に注目したのは確か2年前のUKの時です。
こいつはスゲー奴が出て来たなと思いました。
スタイルもパワーも両方こなし、しかも踊りがかっこいい!!
オールラウンドなB-BOYで、エナジーもあります。
ちょっと日本人離れしたフィーリングの持ち主でもあります。
チームでも常に挑戦する気持ちでUKに出続けている彼の熱い思いも知っていました。
きっといつかはやってくれるだろうと思っていましたが、それが現実となって自分の事のように嬉しかったです。


世界の舞台では、その思いのたけをありったけぶつけて、結果のいかんにかかわらず自分のダンスを、自分のB-Boyを踊ってほしいと思います。