※有料ブログ閉鎖(予定)につき記事を転載です。
MTGが、棚卸資産評価損及び減損損失により業績予想を超絶下方修正しました。
なお、前回取り上げた韓国の在庫については、調査中のため業績に織り込んでいません。
下方修正の内容
下方修正の内容は以下の通りです(MTGのIR情報より)。

前回の業績予想から純利益が182億円減少し、△267億円の赤字という巨額な数値に。
第3四半期時点の純資産(484億円)の1/3が吹っ飛び、利益剰余金はマイナスに転落します。
なお、下方修正の主な要因は①売上の減少と②在庫の評価減、③固定資産の減損の3つです。
①売上の減少について

売上減少の影響は△35億円です。
主な要因として、想定より中国がダメでしたテヘペロ。と書いてあります。
前回の業績予想を出したのは、わずか4カ月前の7月12日なので、このクソ精度はいただけない。
しかも不祥事直後の数値なので、もっと保守的に出すべきでした。
②在庫の評価減について

ReFaを中心に棚卸資産の評価減で△71億円です。
ただし、4Qで新たに計上されるのは△45.5億円。
第3四半期の在庫が106億円なので、単純に考えると半分の価値しかなかった計算になります。
ReFaの陳腐化が想定を上回っている状況です。
③固定資産の減損


主に固定資産の減損で△87億円です。
第3四半期の有形固定資産が147億円、無形固定資産が9億円なので、固定資産も半分の価値と判断された計算になります。
金額で判断すると、本社建設予定の土地も数十億レベルで減損されたことになります。

有価証券報告書を確認すると、若干不明瞭な点もあり。
土地なので、最悪でも正味売却価額では評価されると思っていましたが、通常の評価とは異なるのかもしれません。
また、正味売却価額≒支払い額と考えていましたが、高値掴みしている可能性もあります。
これは想定外です。
株価への影響

決算発表延期後、800円中盤をウロウロしていましたが、下方修正を受けてPTSで700円台に突入しました。
もっとパニックになるかと思いましたが、意外と踏ん張っています。
投資方針
下方修正と同時に、以下も公表されています。

予想通り、決算発表がさらに延期されました。
ただし、問題となっている韓国子会社の売上は16億円程度と、さほど大きくはないようです。
また、MTGはキャッシュリッチなバリュー株です。
第3四半期時点で現預金のみで240億円保有しています。
土地などを考慮すると、資産価値のみで300億円は見込めると考えており、株価750円程度は担保されていると計算できます。
そのため、ひとまずの投資方針としてはホールド、株価次第で買い増しを検討中です。
もちろん、これだけ売上が減少するとFCFがマイナスになる可能性もあるため、その点は要注視です。
キャッシュが枯渇する前に、ReFaの次をいかに見つけるかが勝負。
株式の70%は創業者が保有しているため、MBOにもヒッソリ期待しています。

