こんにちは。せいじょう鍼灸院の草野です。

前回、これから何を書いていくかを書きました。

訪問の現場で実際に見ていること。

それともう1つ、私自身も50代なので、自分の体で考えていること。

今日は、その2つ目のほうです。

先に、数字の話を少しだけさせてください。

50代の男性に「自分の見た目や体で気になっているところ」を聞いた調査があります。

1位は「筋肉が衰えてきた」で、4割強。

2位が白髪、3位が薄毛でした。

私が引っかかったのは、同じ調査の40代のほうです。

40代の1位は白髪で、筋肉は3位。

40代と50代で、気にしている場所が入れ替わっている。

ただ、これは同じ人を何年も追いかけた調査ではありません。

40代の人たちと、50代の人たちに、別々に聞いた結果が違ったというだけの話です。

なので「年をとって変わる」と言い切れるものではない。

そのうえで、自分のことを思い返すと、たしかにそうだったなと思いました。

40代のころ、私が気にしていたのは髪でした。

白髪です。

鏡を見れば分かる。

染めれば、とりあえず戻る。

つまり、どうにかしようがある話でした。

50代になって気になり始めたのは、鏡に映らないほうです。

階段を上がったあと、少し息が上がるようになりました。

それと、床から立ち上がるときに、いつのまにか手をついています。

どちらも、いつからそうなったのかは、はっきりしません。

気づいたときには、もうそうなっていました。

これは、鏡を見ても分かりません。

染めても戻らない。

パーツの話から、体そのものの話に変わった。

そういうことなのだと思います。

もう1つ、思ったことがあります。

私はこの仕事を25年やっていて、毎日、人の体に触れています。

肩が張っている、腰が固い、そういうことは、触ればだいたい分かります。

それなのに、自分の体のことは、あまり分かっていませんでした。

自分の背中には、自分の手が届かないからです。

前回、介護しているご家族が自分の体を後回しにしている、という話を書きました。

書いておいて何ですが、人のことを言えた立場ではありません。

私も、ずいぶん後回しにしてきたほうです。

ただ、悪い変化ばかりでもないと思っています。

体力を年代別に調べた国の調査があります。

50代で大きく下がっているのは、持久力を測る種目です。

一方で、握力はほとんど変わっていません。

全部が一律に落ちていくわけではない、ということです。

落ちるものと、あまり落ちないものがある。

それが分かっているだけでも、多少は気が楽になります。

それに、白髪は隠せますが、筋肉は隠せません。

隠せないぶん、ごまかしようがない。

やるしかない、という意味では、40代のころより話が単純になったとも言えます。

40代までは、たぶん「どう見えるか」の話でした。

50代からは、「あと何年、自分の足で動けるか」の話になった。

訪問に伺っていると、その先の景色を毎日見ています。

見ているぶん、他人事にしにくくなりました。

では実際に何をしているのか。

大したことはしていないのですが、いくつか変えたことはあります。

それはまた、次に書きます

 

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