こんにちは😊 施術歴25年のはり・きゅう師、草野です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
第2回:40代から始まっている?認知症の進行メカニズムと初期サイン
前回は「認知症への不安は自覚から始まる」とお話しましたが、実は認知症 予兆は早ければ40代から始まっていることをご存じですか?今回は、認知症 進行段階の仕組みと、40代 認知症 兆候として現れる初期サインについて解説します。
1. 認知症の進行メカニズム
認知症は脳の神経細胞が徐々に減少し、働きが低下することで進行します。代表的なアルツハイマー型認知症の場合:
- ①脳内のアミロイドβ(ベータ)蓄積
老廃物タンパク質が過剰に生成・蓄積され、神経細胞同士の情報伝達を妨げます。 - ②神経原線維変化
タウタンパク質が異常に絡まり合い、細胞内部の栄養輸送が阻害されます。 - ③神経細胞の脱落・萎縮
情報伝達ができなくなった神経細胞が死滅し、脳の働きが徐々に低下。
この過程は数十年かけてゆっくり進み、症状が顕在化する前に認知症 進行段階を進んでいることがあります。
2. 進行段階と対応タイミング
- ①前認知症期(プレクリニカル期)
脳内ではアミロイドβが蓄積し始めるものの、自覚症状はほとんどなし。若年期から40代前後で始まるケースも。 - ②軽度認知障害(MCI)期
日常生活には支障が出ないレベルの軽い物忘れや判断力低下が見られる。受診で早期発見が可能。 - ③初期~中期認知症期
記憶障害が日常生活に影響し始め、家族や周囲が気づきやすくなる。ここでの介入が重要。 - ④後期認知症期
認知機能低下が重度化し、介護・医療支援が必要な状態へ。進行を止めるのは難しくなる。
早期に気づき、生活習慣や治療で進行を抑えることができるのは①の段階から②の段階までです。
3. 40代に現れる初期サイン(予兆)
40代でも見逃しやすい40代 認知症 兆候として、以下のような変化が挙げられます:
- ✅細かい物忘れ
以前は覚えていた約束や買い物リストを忘れる頻度が増えた。 - ✅情報整理力の低下
仕事で複数のタスクを同時にこなすのが難しくなったと感じる。 - ✅判断力の鈍化
簡単な計算や道順の判断に時間がかかることが増えた。 - ✅感情の起伏・イライラしやすい
小さなストレスで落ち込んだり、逆に興奮しやすくなる。 - ✅新しい情報や名前を覚えにくい
人の名前や新しい手順を覚えるのに時間がかかる。
これらは「年のせい」と片付けがちですが、早期サインとして注意深く観察しましょう。
4. 予兆を感じたらまずできること
- 自己チェックリストを活用
MCI自己診断チェックなどを使い、客観的に確認。 - 定期的な脳ドック・認知機能検査
脳の画像診断や認知機能テストを受けて、早期発見を目指す。 - 食事・運動・睡眠の見直し
抗酸化・抗炎症作用のある食材を意識し、適度な有酸素運動と質の良い睡眠を確保。 - 脳トレやコミュニケーションを増やす
クロスワード、数独、家族や友人との会話で脳を刺激。
まとめ
40代でも始まる可能性がある認知症 進行段階の前認知症期。認知症 予兆としての物忘れや判断力低下を軽視せず、早めの自覚から行動に移すことが大切です。まずは「自分の記憶力や判断力はどうか?」とチェックし、次回以降のセルフケア習慣(食事・運動・脳トレなど)につなげましょう。
次回は、第3回「食事で脳を守る!認知機能をサポートする栄養摂取法」をお届けします。お楽しみに!
