出張がありまして、2日お休みさせていただきました。
「今日の1曲」、本日は単発選曲です。
レッド・ツェッペリンの登場です。
今月のレコード・コレクターズ誌に掲載された、
小倉エージさんの記事を読んで取り上げました。
その記事では、ザ・バンドがツェッペリンに与えた影響を
詳述しているもので、私も目から鱗が落ちました。
バンド結成当時のツェッペリンは、ザ・バンドの
デビュー・アルバム"Music from Big Pink"に収録された
"Chest Fever"をリハーサルで演奏していたそうです。
録音は残されていないようですし、ライヴでも披露したことは、
いろいろ調べられたようですが、確認できなかったそうです。
この曲は、キーボード奏者のガース・ハドソンの
バロック調オルガン・ソロで始まる曲で、
特に、ライヴではかなり長い時間をかけて披露しています。
小倉氏はとあるFacebookの記事で、今回のご紹介の
ツェッペリンの1stアルバムに収録されたこの曲が、
その"Chest Fever"へのトリビュートであるとする
投稿を見つけたことから、それを裏付けるために行った
調査結果を今回の記事で報告されたものでした。
確かに、この曲のイントロ、私もそう言われれば、
類似性を感じることを禁じ得ませんでした。
同時代の相互影響が、後追い世代には想像できないほど、
いろいろ絡み合っていることを、改めて感じました。
from "Led Zeppelin" (1969)
こちらは、"Chest Fever / The Band"です。