USオルタナの代表的バンド、ピクシーズが新型コロナウィルスまん延前の19年以来、3年ぶりとなる新作を発表しました。個人的には、20年の来日公演のチケットを入手していたのですが、コロナの影響で中止になったことで、悔しい思いが残っております。

 

Doggerel / Pixies
22年発表

【収録曲】
 ① Nomatterday
 ② Vault of Heaven
 ③ Dregs of the Wine
 ④ Haunted House
 ⑤ Get Simulated
 ⑥ The Lord Has Come Back Today
 ⑦ Thunder And Lightning
 ⑧ There's a Moon On
 ⑨ Pagan Man
 ⑩ Who's More Sorry Now?
 ⑪ You're Such a Sadducee
 ⑫ Doggerel


シンプルなギター・サウンドでグイグイ攻めて来る、彼らの特徴は、相変わらず健在でした。既に30年の歴史を刻んだオルタナですが、彼らが奏でると、今でも瑞々しさを感じます。ハードな曲、スローな曲、アコースティックな曲と、サウンド的にヴァラエティに富んでますが、一貫した何かを感じさせてくれます。

特に気になった曲を4曲ご紹介いたしましょう。

2枚目のシングル・カットとなった、②"Vault of Heaven"のギターは60年代を感じさせる懐かしい響きです。


アコースティックなサウンドも織り交ぜながら、パワー・ポップ風に仕上げた、④"Haunted House"では、メロディ・メーカーとしての彼らの才能を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=w2xQjdxx-5Q

アルバムから最初のシングル・カットとなった⑧"There's a Moon On"でも、オルタナ感とポップ感が絶妙にブレンドされています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZbXP8PdwnWM

ラスト・ナンバーにして、アルバム・タイトル曲の⑫"Doggerel"。不気味な雰囲気で締めくくるところも、彼ららしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6g15nZtBHEs

久々の新作となりましたが、健在ぶりを感じさせてくれた作品でした。