久々の「カヴァーズ&トリビューツ」の書庫への投稿です。今回は、Spotifyネタでして、毎週月曜日に、私の視聴記録から編集される"Discover Weekly"のプレイリストで、いろいろ面白い曲を選曲してくれています。

特に今週は、意外な曲のカヴァー2曲と、意外なオリジナル曲2曲(1曲はそんな意外でもなかったですが)が編集されていたので、皆さんにもご紹介したいと思います。

 

 

I'm Wating for the Man / Vanessa Paradis (1992)
まずは、フランスの女優兼歌手のヴァネッサ・パラディ。ジョニー・ディップのパートナーだったことで有名ですね。92年にレニー・クラヴィッツのプロデュースで制作された3枚目のソロ・アルバムに収録されていたナンバー。オリジナルはヴェルヴェット・アンダーグラウンドのデビュー・アルバムに収録されていた作品。可愛らしい顔でこの歌を歌うのがとってもアンバランスでいいですね。


Soul Kitchen / X (US) (1980)
続いては、70年代後半から活動する、アメリカののナンバー。80年のデビュー・アルバムに収録されていたナンバー。こちらはドアーズのデビュー・アルバムに収録されていた曲。パンク・アレンジのため、最初に曲が流れて来た時は、あの曲だと気づきませんでした。"learn to forget"という歌詞が聞えて、あ、知ってるぞと思いながら、タイトル見るまでドアーズの曲だと認知できませんでした。
https://www.youtube.com/watch?v=BGHSMOO3tPg

さて、ここからは攻守を入れ替えて(なんのこっちゃ?)、カヴァーされた曲のご紹介。

An Old fashioned Love song / Paul Williams (1971)
まずは、これは意外ではなく、当然知っていたのですが、このオリジナル・ヴァージョンは初めてじっくり聴いたのでピックアップしました。スリー・ドッグ・ナイトの曲として有名な曲ですが、作者であるポール・ウィリアムズもほぼ同時期に、自身のソロ・アルバムでも取り上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=rugANIlIpbQ

Ai No Corrida / Chas Jankel (1980)
そして、ラストは、クインシー・ジョーンズで大ヒットしたナンバー。ジョーンズのオリジナルだと勝手に思っていたのですが、実はカヴァーだったのでした。オリジナルは、イアン・デューリーのバック・バンド、ザ・ブロックヘッズのギタリスト&キーボード奏者として活動してきたチャズ・ジャンケルが、80年に発表したソロ・アルバムのオープニング・ナンバーとしてリリースした作品でした。パッと聴いた感じでは、ジョーンズはほとんどそのままカヴァーしているような感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=asA5mPZDCW8


ということで、意外なカヴァーと、意外なカヴァーされた曲を2曲ずつご紹介させていただきました。Spotifyのプレイリスト、いろんな発見につながります。