登場アーティスト:ベル&セバスチャン、ウィルコ、ピクシーズ、イギー・ポップ

 

年末恒例の記事アップに至らなかった新譜をまとめて、一気に紹介するコーナー。クリスマスの夜にアップさせていただきます。ヴァエティに富んだ前回に比べ、今回は、オルタナ感満載で進めさせていただきます。既に、「今日の1曲」コーナーでご紹介済みのものがほとんどです。


Days of the Bagnold Summer / Belle And Sebastian(19年発表)


まずは、グラスゴー出身のベル&セバスチャンです。今年、映画のサウンドトラック盤となる新作を発表しました。新曲を中心としながら、過去の曲の再演もあったりして、嬉しいながら、企画モンの感じは否めなかった作品でした。アコースティック・サウンドをベースとした彼ら独特のサウンドは、ここでも健在でありました。

 

それでは、このアルバムに収録された彼らの初期のナンバーをお聴き下さい。"Get Me Away from Here I'm Dying"です。

https://www.youtube.com/watch?v=mx4u_v5hRQg

 

 

Ode to Joy / Wilco(19年発表)


続いては、USのオルタナ・バンド、ウィルコです。今年、3年ぶりとなる新作を発表しました。さり気ない、乾いた感じのサウンドで、安定した出来の作品を提供してくれました。中心人物のジェフ・トゥィーディは、前回ご紹介したノラ・ジョーンズの新作にも参加しており、活動範囲を広げているようです。

 

このアルバムから、"Love Is Everywhere"をお聴き下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=VamTQr4kcKA

 


Beneath the Eyrie / Pixies(19年発表)


これまたUSのオルタナ・バンド、ピクシーズの登場です。元祖オルタナと呼ばれる彼ら。14年に再結成後、初のアルバムを発表して以降、3枚目となる作品を今年発表しました。ハードなサウンドがウリの彼ららしさを存分に発揮した作品でした。メロディもしっかりしているので、ハード・ポップとしても聴けます。

 

ポップな感触の"Catfish Kate"をお聴き下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=DzMff4KMf88

 


Free / Iggy Pop(19年発表)

本日ラストは、ゴッドファーザー・オヴ・パンク、イギー・ポップです。3年ぶりの新譜ではありますが、今回のイギーには、かなり面食らってしまいました。最近、ストゥージズとの共演では、元気なサウンドを聴かせていたのですが、今回の新作は、急に老成してしまったような感じでした。イギーのうめきというか、お経というか、凄みのあるヴォーカルが、暗いトーンで全編通された作品でした。個人的には、通しで聴くのが、なかなかキツイ作品でした。

 

このアルバムから、不思議な雰囲気の"James Bond"をどうぞ。

 


というとで、オルタナな4枚をご紹介させていただきました。