私が音源を保有しているアルバムを時系列にご紹介する「ロック・ディレクトリー」のコーナー。今週末も進めて参りましょう。前回から「W」の項に進んでおります。
今回もかなりとっ散らかったラインアップになっており、このコーナーならでは雰囲気で進めて参ります。
#793 War
今回トップはウォーです。カリフォルニアのファンク・バンドを元アニマルズのエリック・バードンが気に入り、バードンも加わり69年にエリック・バードン&ウォーとして69年に結成。2枚のアルバム発表後、バードンは脱退しますが、その後も活動を続け、72年には「The World Is Ghetto」が全米アルバム・チャートのNo.1に輝き、メジャーな存在となりました。その後も着実に活動を続け、メンバー・チェンジを経ながらも現在も活動しています。
【音源保有アルバム】
←The Wolrd Is a Ghetto (1972)
Greatest Hits (compilation, 1976)
Evolitionary (2014)
それでは彼らの最大のヒット曲、「The Cisco Kid」をお聴き下さい。
#794 War on Drugs
続いては、フィラデルフィア出身のインディ・バンド、ウォー・オン・ドラッグスです。アダム・グランデュシエルを中心に05年に結成。08年にデビューを果たし、これまで4枚のアルバムを発表しています。洗練されたサウンドながらも、熱いパッションを感じるコンテンポラリー・ロックと呼んで良いでしょう。今年発表された第60回グラミー賞では、最新アルバムが最優秀ロック・アルバムを獲得しています。
【音源保有アルバム】
←A Deeper Understanding (2017)
#795 Warren Zevon
今回3番目は、ウェスト・コーストのシンガー・ソングライター、ウォーレン・ジヴォンです。シカゴ生まれで、カリフォルニア育ち。69年に一度デビューしますが、成功に至らず、エヴェリー・ブラザーズのバック・バンドを務めたりしていました。ジャクソン・ブラウンの後押しもあり、76年に再度デビュー。リンダ・ロッシュタットを始め、多くのシンガーに曲が取り上げれら、自らもヒットを飛ばすなど活躍しました。ちょっとヒネリの効いた作風で、ウェスト・コーストの中でも独特の雰囲気が魅力です。03年にガンにより亡くなっています。
【音源保有アルバム】
←Excitable Boy (1978)
#796 Was (Not Was)
本日ラストはUSのエレクトロ・ポップ・グループ、ウォズ・ナット・ウォズです。デヴィッド・ウォズとドン・ウォズの2人を中心に79年から活動開始。81年にデビューを果たし、ミクスチャー感覚満点のエレクトロニック・サウンドで話題になりました。92年に一旦解散しますが、04年に再結成され現在に至ります。ドン・ウォズの方は、今や敏腕プロデューサーとして、実に多くのアーティストのアルバムに関わっています。
【音源保有アルバム】
←Was (Not Was) (1981)
なんか、今回は一風変わったクセのあるアーティストが多くなったような感じでした。