久々の新譜紹介です。しかも、かなり若手のミュージシャンで、スルーする方も多いかと思いますが、ポール・ウェラーやXTCのアンディ・パートリッジが参加しているってことで、ぜひ、1曲だけでも聴いて行って下さい。
ザ・リトル・フレイムズ、ラスカルズ、さらには、アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーとのコラボ・プロジェクト、ザ・ラスト・シャドー・パペッツなどの活動で、21世紀のUKロック・シーンでは、多面的な活躍をしている、マイルズ・ケインの11年のソロ・デビュー作に続く、2枚目のソロ・アルバムが発表されました。
上述の通り、ウェラーやパートリッジが参加しているということで、オールド・ロック・ファンの心をくすぐるサウンドが随所に散りばめられており、期待以上の作品を届けてくれました。
UKロックの伝統を引き継いだサウンドは、本当に好感が持てますね。ネオ・サイケといった雰囲気が全体的に支配してますが、ハードな曲、ポップな曲と、ヴァラエティに富んでおり、アルバム通して聴いても飽きの来ない好感の持てる1枚。
特に、クレジット見ずにアルバムを聴いて、いいなぁ、好きだなぁと思った曲は、だいたい、パートリッジの名前がクレジットされていました。まだまだ彼の才能は残っていると確信できたことも、嬉しい収穫でした。XTCあるいは彼のソロの新作が、もしかしたら来年あたりには聴けるかも知れない期待を与えてくれました。
ケインについてのコメントが少なくなっておりますが、そんな期待を持たせてくれるってことは、彼がそれだけのソング・ライティング力を持っている証とも解釈されるかも知れません。
① Taking Over
② Don,t Forget Who You Are
グルーヴィーな前半部と、テンポアップするポップな後半部、しっかりとした構成で展開するオープニング・ナンバー①でスタート。アルバム・タイトル曲の②は、サビのメロディが懐かしさを感じさせるナンバー。
② Don,t Forget Who You Are
グルーヴィーな前半部と、テンポアップするポップな後半部、しっかりとした構成で展開するオープニング・ナンバー①でスタート。アルバム・タイトル曲の②は、サビのメロディが懐かしさを感じさせるナンバー。
③ Better Than That
そしてケインとパートリッジの共作ナンバー③。R&Bナンバーにも通ずる、テンポの良いナンバー。今のところ一番のお気に入りです。
http://www.youtube.com/watch?v=FGltBrXQ2Xc
そしてケインとパートリッジの共作ナンバー③。R&Bナンバーにも通ずる、テンポの良いナンバー。今のところ一番のお気に入りです。
http://www.youtube.com/watch?v=FGltBrXQ2Xc
④ Out of Control
⑤ Bombshells
⑥ Tonight
④はオアシスや、ビートルズ・マジックを感じる美しいバラード・ナンバー。⑤もカオティックなイントロから、テンポ良いロック・ナンバーに展開する快調なナンバー。⑥もサビが妙にキャッチーな感じがします。
http://www.youtube.com/watch?v=kep6pUQoJ2I
⑤ Bombshells
⑥ Tonight
④はオアシスや、ビートルズ・マジックを感じる美しいバラード・ナンバー。⑤もカオティックなイントロから、テンポ良いロック・ナンバーに展開する快調なナンバー。⑥もサビが妙にキャッチーな感じがします。
http://www.youtube.com/watch?v=kep6pUQoJ2I
⑦ What Condition Am I in?
そして再び、ケインとパートリッジの共作。これも、一回目に聴いた時に印象に残った曲。スペクター・サウンドを意識したようなアレンジが出色です。
http://www.youtube.com/watch?v=pTyAXoF8NbI
そして再び、ケインとパートリッジの共作。これも、一回目に聴いた時に印象に残った曲。スペクター・サウンドを意識したようなアレンジが出色です。
http://www.youtube.com/watch?v=pTyAXoF8NbI
⑧ Fire in My Heart
⑨ You,re Gonna Get It
ウェラーの兄貴はこの2曲に曲づくりと、ギター&バッキング・ヴォーカルで参加。⑧はアコースティックな感触のナンバーで、一方の⑨はドクター・フィールグッドを思わせるような、ハードなロック・ナンバー。
http://www.youtube.com/watch?v=yDzRIWj3Kgg
⑨ You,re Gonna Get It
ウェラーの兄貴はこの2曲に曲づくりと、ギター&バッキング・ヴォーカルで参加。⑧はアコースティックな感触のナンバーで、一方の⑨はドクター・フィールグッドを思わせるような、ハードなロック・ナンバー。
http://www.youtube.com/watch?v=yDzRIWj3Kgg
⑩ Give Up
⑪ Darkness in Our Hearts
⑩もハードでテンポの良いロック・ナンバー。ラストの⑪は、ケイン&パートリッジの第3弾。「My Generation」のような下降旋律のイントロが印象的なナンバー。
⑪ Darkness in Our Hearts
⑩もハードでテンポの良いロック・ナンバー。ラストの⑪は、ケイン&パートリッジの第3弾。「My Generation」のような下降旋律のイントロが印象的なナンバー。
ラスカルズやザ・ラスト・シャドー・パペッツも聴いたんですが、なんかイマイチという印象があり、今回のアルバムもnyaoさんのご紹介がなければ、危くスルーするところでしたが、サポート・メンバーの豪華さに騙されて聴いてみたら、とっても気に入った作品でした。
オールド・ロック・ファンの方々にもお奨めの1枚です。