月並みなセリフですが、今年ももうこの記事をアップする時期になったんですねぇ。ブログ開設以来3年連続でお送りするこの1年を振り返る記事。年々、購入する新譜が増えてきておりまして、今年はなんと50枚を超えました。
国内外の経済はとっても大変な1年でありましたが、私がフォローしてきたロック・シーンは、今年も充実しておりました。ブルーズの世界では1929年から始まった大恐慌の時代に名作がいっぱい生まれたそうなので、世相が悪くなると逆にいい音楽が生まれるのかも知れないですね。
それでは、2008年をサ~ッと、振り返ってみましょう!
今年もUKを中心に、イキのいい新人がいっぱい登場しました。ただ、今年はこれまでと違って、ギター系ビート・バンドっぽいのっばかりじゃなく、メロディを重視した、どっしり腰を落ち着けた新人らしくない新人が増えてきたことが、特徴でした。ザ・コーティナーズ、ケイジャン・ダンス・パーティー、ザ・ティン・ティンズ、ザ・フージアーズ、ザ・トルバドールズ、ザ・スクリプト、ポール・スティール等々、ホント耳を惹きつけられた新人が、今年も多かったです。USからもヴァンパイア・ウィークエンドや(残念ながら聴けませんでしたが)MGMTといった新感覚のバンドが出てきました。
まずは、この中から、今年とっても気に入った曲を1曲。ザ・トルバドールズで、「(I,m Not) Superstitious」、以前の記事でも紹介した曲です。
http://jp.youtube.com/watch?v=03W995vOlNM
http://jp.youtube.com/watch?v=03W995vOlNM
新人に負けず、若手バンドも興味あるアルバムをいっぱいリリースしております。特に、UKのザ・クークスとUSのパニック・アット・ザ・ディスコのそれぞれの2ndアルバムは随分気に入って良く聴きました。両者ともサマソニ08で見ることができました。この他、最早、若手ではないかも知れませんが、オアシス、レイディオヘッド(発売は昨年末ですが)、ウィーザー、プライマル・スクリーム、ベック、ブロック・パーティー、グリーン・デイの変名バンドフォックスボロ・ホット・タブズ、ザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトの別プロジェクトザ・ラカンターズ等が新作をリリース、いずれもかなりの水準に達した出来で、楽しませてくれました。
それでは、この中から、上の画像に1枚だけ入れ忘れた罪滅ぼしにザ・クークスの「Konk」から「Do You Wanna」です。サマソニでの「スワッテクゥダサ~イ!」を思い出します。
http://jp.youtube.com/watch?v=tWEvJNkgYIE
http://jp.youtube.com/watch?v=tWEvJNkgYIE
ソウルについては、全般的にキチンとフォローしていないので、あまり総括的な話はできませんが、一番印象的だったのは、往年のソウル・ミュージックを思い出せるUK女性ソウル・シンガーが、今年も登場してきたことです。めざましテレビにも登場したダフィーは、惹かれましたねぇ。ほんと、UKという国はどうなっているんでしょう? また、映画「ドリーム・ガールズ」で主演(と言って良いでしょう)したジェニファー・ハドソンが遂にレコード・デビューしたのも話題になりました。この他、エリカ・バドゥ、アル・グリーン、ソロモン・バーク、ラファエル・サ-ディックらの新作を聴きました。
上でも述べましたが、今年は、夏フェス初体験ということでサマーソニック08に参戦しました。さすがに2日連続は、この年ではかなりキツかったですが、一度にあれだけのアーティストのライヴを、凄い近くで観ることができるとは、いいもんだなぁと思いました。ライヴはも一つ、ザ・フーの初の単独日本公演に、大宮まで出かけて来たのが大きな思い出です。40年の時を超えて、現役バリバリのサウンドを聴かせる彼らのロック魂に感激しました。
ザ・フーに限らず60~70年代に活躍したベテランが、ここのところ凄く元気で、今年もいろんなアーティストが新作(中には20何年ぶりというのも含めて)を発表しました。大御所ブライアン・ウィルソンの久々の新譜を始め、スティーヴ・ウィンウッドとデイヴ・メイソンのトラフィック組、アル・クーパーやヴァン・モリソン、ライ・クーダー、ジャクソン・ブラウン、ハード・ロックではAC/DC、パンク・ニューウェイヴ系では、エルヴィス・コステロ、ポール・ウェラー、バウハウス、デヴィド・バーンのブライアン・イーノとのコラボ作等々が発表されました。いぶし銀もあれば、なんでこんなに元気なの?と思う作品もあり、ロックという音楽の世界も随分深いものになったなぁと感心いたしておりました。
こうやって、並べてみるだけでも、今年もかなり豊作の1年だったと思います。お友だちのみなさんからご紹介いただいたアルバムも随分ありました。この場を借りて御礼申し上げます。さあ、この中から08年の10枚を選びたいと思います。月・火でアップしたいと考えております。
では、最後に、どこにこんな元気が隠されていたんだろうとビックリしたR.E.M.の新作から「Supernatural Supersirious」でお別れです。
http://jp.youtube.com/v/MYjq29NY5sg&feature=related
http://jp.youtube.com/v/MYjq29NY5sg&feature=related
来年は早々にU2の新譜リリースが予定されているそうです。来年もいい1年でありますように。