いつの間にか、クイーンをコケにしたと誤解され嫌われ者になってしまったロキシー・ミュージックのリーダーにしてヴォーカリスト、ブライアン・フェリー。ディランのカバー・アルバムを近々発売予定ということもあって、汚名挽回のため、彼のルーツを明らかにした全曲カバーのソロ・デビュー作を紹介しましょう。
ロキシーで2作発表後、フェリーと並ぶ人気メンバーのイーノが脱退し、唯一のフロント・マンとして新生ロキシーにかける意欲が高まっていた時期に、ロキシーの新作(Stranded)と並行して制作された初のソロ・アルバム。ロキシーのメンバーに加え、古くからの仲間やアヴェレイジ・ホワイト・バンドのホーン隊も参加し、ロック、R&B、ポップス、スタンダードの名曲の数々を収録しています。
それでは、収録された曲を紹介します。( )内は元歌のアーティスト。(ライナーに拠っているところもあるため、間違いがあるかも知れません。)元歌を知らない曲は詞曲のクレジットを斜体で記載しております。
① A Hard Rains A-Gonna Fall (Bob Dylan)
デイランの出生作「The Freewheelin'」に収録されており、ディラン自身もライヴで頻繁に演奏している名曲。ロキシーらしさが一番出ている曲ですね。先般、NHK-BS2で再放送されたロキシーのライヴでもこの曲を演ってました。本当にステージ上に水が落ちてきて、みんなずぶ濡れになって演奏してましたが、楽器が大丈夫か心配していたのは、私だけではないはず。
② River of Salt (Brown/J&B Zackery)
60年代前半のR&B曲みたいな雰囲気ですが、オリジナルはわかりません。いい曲です。
③ Dont Ever Change (The Crickets)
日本盤ライナーによるとクリケッツの曲だそうですが、バディ・ホリーのクリケッツかどうかは確認できず。詞曲は、Goffin & King。聴いたことあるような曲です。
④ Piece of My Heart (Big Brother & The Holding Company)
ジャニス・ジョプリンの名曲を淡々と歌います。
デイランの出生作「The Freewheelin'」に収録されており、ディラン自身もライヴで頻繁に演奏している名曲。ロキシーらしさが一番出ている曲ですね。先般、NHK-BS2で再放送されたロキシーのライヴでもこの曲を演ってました。本当にステージ上に水が落ちてきて、みんなずぶ濡れになって演奏してましたが、楽器が大丈夫か心配していたのは、私だけではないはず。
60年代前半のR&B曲みたいな雰囲気ですが、オリジナルはわかりません。いい曲です。
日本盤ライナーによるとクリケッツの曲だそうですが、バディ・ホリーのクリケッツかどうかは確認できず。詞曲は、Goffin & King。聴いたことあるような曲です。
ジャニス・ジョプリンの名曲を淡々と歌います。
⑤ Baby I Dont Care (Leiber/Stoller)
これもオリジナルわからず。なんとなくプレスリーの曲みたいな雰囲気です。
⑥ Its My Party (Lesley Gore)
63年6月にビルボードNo.1を獲得したティーン・エイジ・女性・シンガーの曲。オールディズものでは、結構聞かれる曲で、曲を聴いたら知っている人も結構多いような気がします。この曲の次にNo.1を獲得したのが「Suikiyaki」です。
⑦ Dont Worry Baby (The Beach Boys)
ビーチ・ボーイズのスペクター・サウンドとして有名な曲までカバーしてます。この曲は好きですねぇ。
⑧ Sympathy for the Devil (The Rolling Stones)
ストーンズのダウン・トゥ・アース路線の中で、アフロ・リズムを取り入れた曲として有名かつ名曲としての誉れ高き曲。ストーンズよりは、キザっぽく歌ってます。女声コーラスがこの曲の雰囲気をキープしてます。
⑨ Track of My Tears (Smokey Robinson & The Miracles)
スモーキー・ロビンソンの曲を、見事に歌い上げてます。
⑩ You Wont See Me (The Beatles)
「Rubber Soul」の収録曲で、赤盤には収録されなかった曲ですが、ポール作の名曲で、私も大好きな曲を、ややテンポをあげて歌ってくれてます。
⑪ I Love How You Love Me (Kolber/Mann)
前奏はモロR&Bの名曲らしい感じですが、オリジナルわからず。ライナーによるとパリス・シスターズの曲で、「誰でも知っている曲」とありますが、残念ながらわかりません。でも、いい曲です。
⑫ Loving You Is Sweeter Than Ever (Four Tops)
モータウンの名ヴォーカル・グループ、フォー・トップスの曲。フェリー氏、ホント、楽しそうに歌ってます。
⑬ These Foolish Things (Standard,Maschwitz/Strachey)
スタンダードだそうですが、私は残念ながらこの曲知らないんです。邦題は「愚かなリ、わが恋」。素晴らしい曲です。
これもオリジナルわからず。なんとなくプレスリーの曲みたいな雰囲気です。
63年6月にビルボードNo.1を獲得したティーン・エイジ・女性・シンガーの曲。オールディズものでは、結構聞かれる曲で、曲を聴いたら知っている人も結構多いような気がします。この曲の次にNo.1を獲得したのが「Suikiyaki」です。
ビーチ・ボーイズのスペクター・サウンドとして有名な曲までカバーしてます。この曲は好きですねぇ。
ストーンズのダウン・トゥ・アース路線の中で、アフロ・リズムを取り入れた曲として有名かつ名曲としての誉れ高き曲。ストーンズよりは、キザっぽく歌ってます。女声コーラスがこの曲の雰囲気をキープしてます。
スモーキー・ロビンソンの曲を、見事に歌い上げてます。
「Rubber Soul」の収録曲で、赤盤には収録されなかった曲ですが、ポール作の名曲で、私も大好きな曲を、ややテンポをあげて歌ってくれてます。
前奏はモロR&Bの名曲らしい感じですが、オリジナルわからず。ライナーによるとパリス・シスターズの曲で、「誰でも知っている曲」とありますが、残念ながらわかりません。でも、いい曲です。
モータウンの名ヴォーカル・グループ、フォー・トップスの曲。フェリー氏、ホント、楽しそうに歌ってます。
スタンダードだそうですが、私は残念ながらこの曲知らないんです。邦題は「愚かなリ、わが恋」。素晴らしい曲です。
カバー・アルバムは、私の未熟さ、無知さを曝け出すようで、自分で企画しておきながら、辛いものがありますが、アーティストのルーツを知る上で、非常に有益なものだと思います。昔は、絶対聴くもんかと思ったのですが、今は、ロキシーのオリジナルよりも楽しく聴けてしまいます。いやぁ~、ホントに名曲揃いのアルバムです。