染みるチェロの名盤 | メタボに音楽と食べ歩き礼讃

メタボに音楽と食べ歩き礼讃

♭や♯な雑文です。

YO-YO MA Soul of The Tango


インストでも年に数枚?ヒットがあるのでは?と思いますが、これは大ヒット…でしょうか?薦めるとみなさん「こういうのですよ」「これ聴いたことがある」と。これは洋酒ブランドのCFで使われていました。
 その曲はLibertango(一曲目)。タンゴ形式が根底に残りつつも大胆にアレンジされたチューン。原曲はもちょっと狂気と前衛な空気を感じるのですが、このバージョンは本当に染みます…。

 原曲の作者ピアソラはアルゼンチンが嫌になって活動をイタリアに移した時に発表した曲だそうで、クラシック、タンゴ、ジャズ、ロック?を混ぜ合わせちゃった…という、ま、そういうの好きな方には痺れること間違いなしです。さらにピアソラさんが扱う楽器バンドネオンは
アコーディオンライクで何ともいえない哀愁。様々なアーティストがカバーしていますが、作者本人演奏の原曲はもっと混沌としていて考えさせられる?ような感じです。


 そんなピアソラのリベラルタンゴを世界のチェリスト、ヨーヨーマが朗々と仕上げています。いやー素晴らしいです。ピアソラの旋律とヨーヨーマのなんともいえない、ある種ボヤ~ンとした音色がムチャクチャいい味を出しています。これを聴いて誰しもが「チェロを弾いてみたい」って衝動に駆られます。僕もその一人でしたが…。

 
 こういったアルバムでありがちな「この曲しか聴きません」というパターンかもしれませんが、クラシックギター(アサド兄弟)の超絶演奏など、器楽曲に馴染みのない方でも楽しめるショートフィルムのようなアルバムなので一家に一枚っていう感じしょうか?