Sea Breeze Season8 -61ページ目

チューブ?



8月11日 土曜日


今日は天気予報では雨の確率がかなり高かった。


が、曇り空。


ほとんど雨は降らなかった。


お客さんも思ったより多かった。


そんな中、


夏限定でビーチにオープンした、


『World beer coast』


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そこでライブが行われた。

チューブ


のトリビュートバンド。


こちらリハーサル中。


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顔とか太り具合とかビミョーに似ている。


そのビミョーさ加減がおもしろい。


でも歌はうまく声もソックリだった。


本番。


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こちら盛り上げてくれたDJさん。


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そして、これからのラインナップ。


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今日は桑田佳祐のトリビュートバンド。


あとで覗いてみよう。

氷ください


8月最初の日曜日。

この日は晴れて暑かった。
土曜日は雨も降ったりしたが、この日は朝から真夏の天気だった。



「あのぉ、ちょっと氷わけてもらえますか?」


大きなサングラスをかけた女の子が2人。


プラスチックのカップを2つ持っていた。


この日はかき氷がよく売れた。

ハンパの氷がいくつか残っていたので、


「いいよ」


と言って氷を砕いてカップに入れてあげた。


「ありがとう」


と言って彼女たちは砂浜に戻って行った。


しばらくしてまたかき氷のお客さんが売店に並んだ。

かき氷を作っていると、後ろから、


「お兄さ~ん」


と呼ぶ声が聞こえた。

振り向くとさっきの2人が手を振っている。


「いらっしゃい」


と言うと


「また氷もらってもいいですか?」


と言ってきた。


この2人、いろいろと買ってくれているので無下に断るわけにもいかない。


「ちょっと待ってて。お客さんが終わってからね。」

と言うと、


「えーっ!?」


と不満そうな顔。


「あんまりワガママ言うと氷やらねーぞ!おとなしく待ってろ!」


「はーい」


とおとなしくなった。


お客さんのかき氷を作り終え、


「氷やるからおいで。」

と彼女たちを呼んだ。


「はい、じゃこれにお願いします。」


と言ってカップを3つ出した。


「なんかカップの数が増えてねーか?」


と言うと、

オレの肩を叩きながら、


「まあ細かい事は気にしないで。」


と笑った。


こちらも苦笑いしながらカップに氷を入れてあげた。

どうせ小さくなってかき氷には使えない氷だ。

どうやらあの2人はこの氷を狙っているようだ。


「これでいかな?」


「うん、ありがとう。」

「やさしいお兄さんって大好き。」


と言い、カップを持って歩き始めた。


「ハイハイ、心のこもってない言葉ありがとう。」


と言ってやった。


すると、今度は歩きながら振り向いて、投げキッスをしてきた。


やれやれ…。



またしばらくして5~6人のグループがやって来てかき氷を注文した。


オレはかき氷を作りながら砂浜を見た。


予想通りだ。


大きなサングラスが2つこっちに向かって歩いてくる。


その手にはカップ。

今度は4つ。


思わず、


「…」


となった。

空いてるんです。


女の子の4人組。


高校生かと思ったが、どことなく顔つきが幼い。

たぶん中学生だろう。


海で泳いだり、

砂浜で日焼けしたり、

お菓子を食べながらみんなで盛り上がったり、

ナンパしてきた男の子と一緒に写真を撮ったり、

etc


夏の一日を満喫していた。


そんな彼女たち、


夕方、帰り支度を終えて売店にジュースを買いに来た。


気がつくと、


いつの間にか3人に減っている。


「あれ?ひとり帰ったの?」


聞いたら、


「うん。」


と言った。


「最後まで一緒にいられればよかったのにね。」


と言うと


「彼氏とデートなんだって。」


と言うので、


「じゃぁ、3人にはデートの相手がいないんだ。」


と言うと、


「アタシ達のココ空いてるんです。」


と言って、


オードリー春日のように腕を上げ、何もない腕の中を指さした。


そして


「バイ!」


と手を上げて帰って行った。