海パン
大学生くらいのカップル。
売店に来て、
「海パンありますか?」
と聞いてきた。
オレは、
「あるよ。サイズ合わせてみて。」
と言ったが、置いてあるサイズは、L、LL、FREEの3種類。
一応合わせてみる。
それを見た彼女は大笑い。
長さはいいのだが、腰回りが全然合わない。
「アンタ細すぎるのよ。」
とまた大笑い。
この彼氏、とにかく細い。
身長は170㎝はあるだろう。
面長の顔になで肩。
筋肉がないんじゃないかと思うくらい細い。
彼氏も
「これ大きくないですか?」
言ったが、
オレは、
「でも長さはピッタリだよ。これでいいんじゃない?」
彼女も
「それていいじゃん。」
と言った。
そして、
海パンに着替えた彼氏は彼女と手をつないで砂浜を歩いて行った。
その後ろ姿はマッチ棒がスカートをはいているようだった。
3連休 3日目 おまけ
売店に来た親子。
お母さんと幼稚園くらいの男の子。
男の子はイチゴのかき氷が食べたいとお母さんにねだっている。
するとお母さんは
「ちゃんと自分で頼みなさい!」
と強い口調で言った。
「かき氷のイチゴください。」
と男の子。
しつけに厳しいお母さんだなぁと思いつつ、オレは男の子に、
「はい、ちょっと待っててね。」
と男の子に言ってかき氷を作り始めると、今度は、
「○○ー!アンタは何にするのー!」
と叫んだ。
もう一つ追加かな?と思っていたら、
そこに現れたのはダンナだった。
名前を呼び捨てで呼びつけられたダンナは、
「おれ、缶チューハイ。」
と注文。
それを聞いたお母さん、
「ダメ!お茶にしな!」
と一喝。
それを聞いたオレは、
「だったらわざわざ呼ばなくてもいいのに。」
と、いつもならツッコミを入れるところだが、
このお母さん、どうにも目つきが怖い。
余計なことを言うとこっちまで怒られそうなので、
「お茶でいいですね?」
と一応ダンナに確認。
ダンナは、
「あ、ハイ。」
しつけに厳しいのは子供に対してだけではなかったようだ。
因みにこのお母さん、
自分用にはビールのロング缶を買っていった。


