広福女王♥仙台334の広福菜根譚その33
田園都市線に続き、東急東横線も埼玉に進出!
2013年3月16日、東急東横線、東京メトロ副都心線と直通運転開始し、これにより
それ以前に副都心線と直通運転していた東武東上線と西武池袋線にも、そのまま
直通運転する電車が現れ、東京メトロ半蔵門線を介して東武伊勢崎線・日光線に
乗り入れる東急田園都市線に続き、東急東横線も埼玉に進出する形となりました。
日中に限ると東武東上線や西武池袋線まで乗り入れるのは東横特急(副都心線
では急行)で東武東上線では各駅停車で川越市、西武池袋線では快速急行で
小手指か飯能まで直通運転します。東横線の急行は副都心線では各駅停車で
西新宿で東横特急だった副都心線急行の通過待ちをし、和光市まで行くパターンです。
東横線各駅停車も半数が和光市か西武池袋線の石神井公園や保谷まで直通します。
(あと半数は渋谷か新宿三丁目で折り返しです。)東武は田園都市線に続き東横線
にも直通運転する事になったのですが、私も上京時、東横線を利用してみると実際に
見えるのは西武の青帯ステンレス車や副都心線の列車が主体で東武の電車は
みかける事ができませんでした。
実は今回の乗り入れには消極的な東武(東上事業部)
鉄道ジャーナルの6月号と7月号で東急東横線が副都心線との直通運転の記事が
詳しく掲載されていましたが、そこに東武の電車は東横線の場合、朝と夕方以降の
乗り入れで昼間には全く東横線に乗り入れないことが書かれていました。
なぜ東武東上線は副都心線や東急東横線への乗り入れに消極的なのか?
それは東武東上線と副都心線の合流点が埼玉県の和光市であることによります。
言いかえれば和光市以南の東京部の利益が脅かされるということです。
利用が副都心線に流れると言う事は混雑緩和の効果はあっても損益では大損です。
事実、運賃は池袋と和光市は東上線は250円なのに対しメトロは240円と10円
安く、分離しても同地区にある東京の成増だと東上線は和光市と同じく240円なのに対し
メトロは更に安く200円と50円差になり,更に10円安い240円で
新宿や渋谷へも行けてしまい運賃だけをみると副都心線が圧倒的に有利です。下赤塚も地下鉄赤塚駅と隣接し池袋駅までは200円と同額で池袋までの
駅数は副都心線の方が少ないので、東上線は下赤塚より北の駅のユーザーが副都心線
に流れる危険性があります。東上線で池袋まで行き、JRに乗り換えた方が運賃が安い
ケースを調べたく↓の質問を投稿してみたのですが、
新宿までだと終点の寄居から鉢形が同額である事以外、
和光市で東京メトロ副都心線乗り換えの方が安く
渋谷までの利用でも池袋でJR乗換えの方が安いのは、
朝霞と若葉、そして男衾を除く小川町から終点寄居の各駅、
現金が同額でもICが池袋乗換えが安いのが新河岸と霞ヶ関で
それ以外の駅では和光市で副都心線に乗り換える方が安い
ようです。これでは、和光市以遠の埼玉県の東上線利用者は
和光市から副都心線への利用に流れてしまいますし、和光市から
枝分かれしても副都心線の駅と隣接する成増と下赤塚も
運賃や池袋までの駅数の少なさなどで、やはり副都心線に流れ、
東武東上線は大損である感じが否めません。
なので東武側はメトロ側と協定を結び、東上線の急行や準急が停車する成増を
副都心線の急行は通過するなどを取り決め、それで利用者のバランスを
量ったようです。今回の副都心線が東横線と直通運転開始で危機感を募らせた東武は
更に急行より速達な快速を設定し、その快速も和光市や成増に停車させ池袋との
速達列車を増やす動きは副都心線に利用させまいとしてるようにさえ思えます。
東武東上線の副都心線直通電車は以上の理由で現在は東上線内各駅停車の列車
ばかりですが2016年以降に直通の急行電車も走らせる計画があるようですが、これは
和光市から副都心線を利用して、というもので本気で取り組む気があるのか注目です。
東武とは対照的に乗り入れに積極的な西武
そんな東武に対し西武の乗り入れは積極的で正反対であるといえます。東急東横線が
乗り入れる前までは西武池袋線への副都心線乗り入れの種別はひばりが丘から各停の
快速がメインでしたが東横線まで乗り入れると特別運賃不要では最速の快速急行
がメインとなり所沢以遠の速達が強まりました。また各駅停車も石神井公園や保谷など
まで直通し東武東上線と比べれば圧倒的に直通運転への積極性を感じます。
東上線と副都心線の合流点は和光市でしたが西武池袋線と副都心線の合流点は練馬
だと思ってましたが実は練馬ではなく小竹向原だと知った時は驚きました。
利害分配で東上線は和光市以南の東京部がゴッソリメトロに持ってかれるのに対し、
西武池袋線の場合、池袋から3つ目の江古田ほどの損しか現れない。
東上線と比べ直通運転に積極的なのも頷けます。
更に西武池袋線と実質上の分岐点である練馬を急行が通過する点や
副都心線に乗り入れる快速急行(副都心線内急行、東横線内特急)が逆に
練馬、新桜台、小竹向原と三連続停車する事、更に
練馬以西の各駅から池袋からのメトロ利用のケースの方が
小竹向原からよりも運賃が大体30円か40円安い点も
無視できません。以上の西武池袋線の事情で練馬から新桜台経由でメトロに
流れる利用者はあまり居らず東上線と違い深刻な状況にならない
と思います。
西武池袋線は副都心線と東横線を通じ横浜高速鉄道のみなとみらい線まで直通する事で
西武ライオンズの本拠地、西武ドームの最寄駅の西武球場前と横浜DeNAベイスターズの
本拠地、横浜スタジアムの本拠地、日本大通り駅まで繋がりましたが、それを受けて現在、
セパ交流戦の時期もあって両球団のラッピング列車も走るのだとか。
車内は西武ライオンズと横浜ベイスターズの広告で一杯になるのでしょうか?
関西でも阪神なんば線と近鉄奈良線が直通してる事から近鉄バファローズが消滅
してなかったら阪神タイガースとの両球団のラッピング電車があったかも!いや
オリックスの本拠地である大阪ドームと阪神の本拠地である甲子園と繋がってる
事から阪急阪神サイドがやる気があるならできるはずですが・・・。いずれにしろ
東急東横線や副都心線の沿線住民に少しでも西武ファンや横浜ファンが増える事を
期待しています。