第93回全国高校ラグビー大会最終日は7日、近鉄花園ラグビー場でAシード校同士、7大会ぶりの頂点を目指す東海大仰星と同点で両校優勝だった第90回以来単独優勝を狙う桐蔭学園の決勝戦となった。
東海大仰星は、準決勝までの4試合で計36トライを奪い、FWとBKが一体となった展開ラグビーが結実、集大成の成果を決勝の舞台で披露したいところ。
一方の桐蔭学園も機動力のあるFWの突進に試合ごとにスピードが増してきたバックスの走力が威力的、決勝に相応しい舞台が出来上がった。
試合開始前、東海大仰星の陣営は熱い熱気に包まれていた。円陣の中央に立つ野中翔平主将の表情に迷いはない。「目指すは頂点あるのみ!」
14:00キックオフ!前半1分西野晃太選手がインターセプト、幸運な先制トライが仰星にもたらされた。しかし自陣からもキックを使わず果敢に展開ラグビーを試みる桐蔭学園が前へ前へと歩を進める。
懸命に体を当てる仰星のディフェンス網をかいくぐり前半24分桐蔭学園ウイング山田雄大選手のトライ、難しいコンバージョンも決まって前半は7-7の同点で折り返した。
実力は5分と5分、ここまでくれば気力と体力の勝負!運を招き入れるチームが優勝するかもしれない。見守るファンの拳にも力が入る。
まさに真っ向勝負!お互いが持てる力を発揮しようとする姿は好感が持てた。後半8分、11分に勝負は動いた。連続のトライ、数少ないチャンスをものにした仰星の勝ちたい気持ちが上回っていたのかもしれない。
桐蔭学園は徹底した展開ラグビーで対抗したが、粘り強い仰星の防御に阻まれ、ワントライを返したものの及ばず、14-19で涙を呑んだ。
勝利の瞬間!東海大仰星サイドからは歓喜の雄叫びが!涙を流して喜ぶ野中主将からはほっとした表情が読み取れる。
右ひざの負傷を押して出場したこの日の決勝戦、最後まで戦い抜いた彼の精神力には敬意を表したい。
全国のラガーマンの頂点に立った東海大仰星、ラグビーに対する真摯な姿勢が素晴らしい。
全国高校ラグビー、今年も花園で彼らの熱いプレーに沢山の感動をもらった。
ありがとう高校ラガーマン!ありがとう東海大仰星!君たちの未来に幸あれと願う!















