ワイルドカードトーナメント、近鉄ライナーズvsヤマハ発動機ジュビロの決定戦が2月18日(土)近鉄花園ラグビー場で行なわれた。
このトーナメントはノックアウト方式。負けた方はもう今シーズンはその時点で終了。お互い負けられない戦い。リーグ戦では一度勝っている近鉄、順位も上位の近鉄ライナーズが優位かと思われた。
でもトーナメントとなると戦い方が違ってくるだろう、いずれにしても接戦になるだろうと予想していた。ラトゥイラ選手のトライで先制する近鉄、しかし五郎丸選手のPGとトライでヤマハが逆転。
前半終了間際に重光選手がPGを決め、前半を10-10で終えた。前半は近鉄ペースかと思われたが、そこはヤマハ。ジェリー・コリンズ、マレ・サウ選手の突破を起点に、徐々にペースを引き戻す。
後半は風下に廻った近鉄。この日はやはり五郎丸選手と重光選手のキックの出来が勝負を左右した。確実にゴールを決める五郎丸。一方、シーズンはキックを確実に決めていた重光選手が前半1本、後半も大事なところで2本外した。
後半16分、SO大田尾選手のキックをCTB宮澤選手がライン際、タッチラインの外からキャッチし快走、WTB入った中垣選手のトライ。これがヤマハの決勝点になった。
10-17と7点ビハインドの近鉄、ワンゴール、ワントライで同点に追いつく。同点なら順位が上の近鉄が次へ進める。負けるはずがない、近鉄ライナーズ、われわれも祈るような気持ちで戦況を見守った。
今季、特に終盤戦、格の違いを見せ付けるリコ・ギア選手。ここでも切れ味するどいステップで相手を引き裂き、中央付近に飛び込んだ、と、思われた。
一旦トライの手を挙げた平林レフリー、ちょっとためらった後、タッチジャッチと協議、トライは取り消されインゴール・ノッコンと判定された。
実はリコ・ギア選手、前半にも右スミ、タッチライン際を快走、トライと思われたがこれもタッチを割ったと判定されている。
判定は正しかったのでしょう。でもスタンドで見ているファンには微妙なところは分からない。贔屓目で見ているのでどうしても怒りの矛先はレフリーに向いてしまう。大声を出してしまいました。審判の皆さん、ごめんなさいネ。
さて、終了間際、後半入ったSOフィリ選手のグラバーキックを追走したリコ・ギア選手がボールを抑え、今度はトライ。コンバージョン・キックが決れば同点。しかし逆風の角度がある難しい位置。残念ながらこれが外れ15-17で近鉄はここで敗れ去りました。
スポーツの世界、勝負にタラ、レバは禁句ですが、重光選手のPGが決っていれば、リコ・ギア選手のトライが決っていたら・・・。あそこでPGを狙っていれば・・・。
悔しい、悔しい敗戦でした。しかし謙虚に反省しましょう。やはりトーナメント、勝つという意識がヤマハの方が上回っていたのでしょう。後手後手に廻る近鉄に対して、ここぞという時に決めてきたヤマハ。さすが清宮イズムと言っていいのでしょうか。
さて、最後は悔しい結果になりましたが、今季の近鉄ライナーズ、充分楽しませていただきました。トップリーグ5位の成績は胸を張っていいと思います。
快足ライナー李陽選手の登場、天理大学のハベア選手も入ってくる。組織的なラグビーに磨きを懸け、ここぞというところの戦い方を習熟すれば、さらに上を目指せると思います。
選手の皆様、ひとまずはお疲れ様でした。来季また、花園でお会いいたしましょう。











