星空を見る道具(6) | Guitarと星空と自然観望

Guitarと星空と自然観望

アコギ、星空、野鳥、自転車、自然が好きです。

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MIZARの Nature Scope

有 口 径: 80mm
主  鏡: アクロマート
焦点距離: 400mm F5
ファインダー : 30mm 7倍
購入価格: 29,800円(だったと思う)

15年ほど前に購入した短焦点屈折望遠鏡である。
カメラ三脚を取り付けられるようになっている。
また、フィールドスコープのようだがファインダー(倒立像)が付いている。
どちらかと云えば望遠鏡色が強く、カメラ三脚に取り付けられるというだけで、
ファインダーも正立像ではなく、フィールドスコープとは言い難い。
天体望遠鏡を流用し、名称を変えただけのようだ。
ただ、コンパクトなのと、カメラ三脚に取り付けられるのと、ファインダーが
付いていて、お手軽なため、意外に良く使う。
会社からの帰途に空を見上げ、「今日は中々空の状態が良さそうだぞ」と思ったら
帰宅後直ぐに出してチェックする機器としては、双眼鏡の次にこのスコープである。
性能は、F5と短焦点で明るいにもかかわらず、アクロマートなので、各種の収差が取れていない。
(当たり前ではあるが)周辺の像はかなり湾曲しているし、各波長に対しても焦点位置はかなり
すれているようだ。また、周辺減光も著しい。しかし、眼視で散開星団やバローレンズと組み合わせて
惑星を見るためのシーイングや月面のシンチレーションをすばやくチェックできて結構重宝している。

下の画像は、このスコープに20mmの接眼レンズをつけて20倍で土星周辺をコンパクトデジカメで
コリメート撮影したものです。(手持ち)
短焦点なため、20倍とは云え、輝光を放つ土星はシャッターぶれと日周運動、ピンボケ等でひどいが、結構写るもんだなーと思っています。きちんとアダプターにセットし、自動追尾すればかなり写りそう
である。ETX-125用のアダプターを買ってみようかという気になってきた。