
「何座がみえますか?」の質問は望遠鏡で星座全体を見ることは普通できんやろ!
「何星がみえますか?」って言う質問は、「星なんてただの光点を見て何がおもしろいねん?」
と内心ではため息をついている。悪気は無いんだろうが、このくらいは小学生でも知っているだろう?
(但し、青と赤と言うように色のきれいな二重星とか連星は見るに値するが)
星とは太陽と同じものがずっと遠くに位置している「遠方の太陽」なわけで、この遠方というのが問題で、恐ろしく遠い。一番近い「お隣りの星」でさえも、一秒に地球を七周半する光の速度で二年以上かかる途方も無い距離だ。
世界最大の「すばる望遠鏡」でも星を月のような面積のある形に見る事はできない。
では、何を見ているのか?
それは、月や木星や土星をはじめとする太陽系内の惑星、星の集団である球状星団や散開星団、散光星雲、惑星状星雲それに数々の銀河(小宇宙)など。
これらにはその形や模様、色、大きさ、明るさなどさまざまなものがあり、見ていて飽きない。
これらの「天体」をより感動的に見るには、ものによっては望遠鏡を必要とする。