武市半平太の道場には、毎日のように、那須信吾、大石団蔵、吉村寅太郎、安岡喜助、田中顕助、長次郎、北添佶摩、望月亀弥太、山本琢磨、そして岡田以蔵など何十人もの郷士達集まっていた。
そこへ、坂本龍馬が勢いよく入って来た。
「や~、皆んな、何日も来なくてすまんぜよ」、
岡田以蔵が、坂本龍馬の腰元をジッと見ながら、
「なんじゃ~おまん、刀が無いぜよ」、
他の何人かの郷士も、
「龍馬、刀どうしたぜよ、なんで差して無いんじゃ、まさか無くしたか?」、
「そうじゃ龍馬、本当に無くしたなら、侍が命とも言うべき刀を無くして、どうするがぜよ」、
皆んな、坂本龍馬なら本当にそんなドジな事をしてしまいそうなので、真面目に心配した。
坂本龍馬は慌てて、
「違う、違うぜよ、忘れただけじゃ、差してくるのを忘れただけぜよ」、
武市半平太は、ますます真剣な顔になって、
「龍馬、侍が刀を忘れるなどとは、気がたるんでおるぜよ」、
「いや~すまんぜよ、武市さん、そんなに怒らんでも、いいがぜよ、それより皆んな、面白う本を読んでたぜよ、河田小竜さんからもろうた、ジョン万次郎さんのメリケン(アメリカ)の話じゃ」、
武市半平太は、ますます険しい顔になって、
「何じゃ~龍馬、夷狄(いてき)を、追い払う方法でも書いてあるがか?」、
坂本龍馬は、手を振りながら、「違うぜよ武市さん、皆んなも聞くぜよ、ええか、メリケンには、身分が無いそうじゃ、つまりじゃ、上士も郷士も町人も将軍も百姓も、皆んな、同じなんじゃ、土佐の上士達みたいに郷士を馬鹿にする事も無いがぜよ、どうじゃ、素晴らしい、夢のような国じゃ思わんき、皆んな、どうぜよ」、
武市半平太は、静かな表情で坂本龍馬を見ながら、
「龍馬、おんし、何を言うがぜよ」、
坂本龍馬はキョトンとした顔で、「ん、何をって?、武市さん、そう思わんろーか」、
武市半平太は怒りが、込み上げて来るような感じで、
「いいか、龍馬、わしらは、メリケンや侵略してくる夷狄どもを、撃ち払う、攘夷の志士になろうと誓い合ってたんじゃき、その夷狄を、素晴らしい国とは何を言っとるがぜよ」、
「いや、万次郎さんが、メリケンで見て来た事を言っただけじゃき、それにじゃ、メリケンと戦うにも、奴らの国の仕組みも知らんといけんき、じゃから、長州の吉田寅次郎(吉田松陰)ちゅー先生も、メリケンの事を知ろうとして、黒船に乗り込んで捕まったぜよ、わしは、、海で吉田寅次郎先生に会ってのう、話しを、いっぱい聞かされたぜよ」、
「なんじゃ、龍馬は長州の吉田松陰どのにあったがか?」、
「ああ、会ったぜよ、海で、一緒に望遠鏡で黒船を見ていたぜよ、佐久間象山先生も、長州の桂小五郎さんも、いたぜよ」、
「何、佐久間象山先生にも会っていたがか?」、
「ああ、会ったぜよ、そんで、吉田先生も佐久間先生も言ってたぜよ、いずれ、日本は、植民地になってしまうかも?知れんと」、
つづく。
【注・229話でも書きましたが、坂本龍馬と吉田松陰は、たぶん面識は無かったです、
また、幕末篇を書き始めた頃、海で、佐久間象山、坂本龍馬、吉田松陰、桂小五郎の4人が、海で会って会話をしたように書きましたが、これは、私が考えた事で、この4人が、海で会っていて、会話をしたというような事は、あり得ませんので、ご注意下さい】
そこへ、坂本龍馬が勢いよく入って来た。
「や~、皆んな、何日も来なくてすまんぜよ」、
岡田以蔵が、坂本龍馬の腰元をジッと見ながら、
「なんじゃ~おまん、刀が無いぜよ」、
他の何人かの郷士も、
「龍馬、刀どうしたぜよ、なんで差して無いんじゃ、まさか無くしたか?」、
「そうじゃ龍馬、本当に無くしたなら、侍が命とも言うべき刀を無くして、どうするがぜよ」、
皆んな、坂本龍馬なら本当にそんなドジな事をしてしまいそうなので、真面目に心配した。
坂本龍馬は慌てて、
「違う、違うぜよ、忘れただけじゃ、差してくるのを忘れただけぜよ」、
武市半平太は、ますます真剣な顔になって、
「龍馬、侍が刀を忘れるなどとは、気がたるんでおるぜよ」、
「いや~すまんぜよ、武市さん、そんなに怒らんでも、いいがぜよ、それより皆んな、面白う本を読んでたぜよ、河田小竜さんからもろうた、ジョン万次郎さんのメリケン(アメリカ)の話じゃ」、
武市半平太は、ますます険しい顔になって、
「何じゃ~龍馬、夷狄(いてき)を、追い払う方法でも書いてあるがか?」、
坂本龍馬は、手を振りながら、「違うぜよ武市さん、皆んなも聞くぜよ、ええか、メリケンには、身分が無いそうじゃ、つまりじゃ、上士も郷士も町人も将軍も百姓も、皆んな、同じなんじゃ、土佐の上士達みたいに郷士を馬鹿にする事も無いがぜよ、どうじゃ、素晴らしい、夢のような国じゃ思わんき、皆んな、どうぜよ」、
武市半平太は、静かな表情で坂本龍馬を見ながら、
「龍馬、おんし、何を言うがぜよ」、
坂本龍馬はキョトンとした顔で、「ん、何をって?、武市さん、そう思わんろーか」、
武市半平太は怒りが、込み上げて来るような感じで、
「いいか、龍馬、わしらは、メリケンや侵略してくる夷狄どもを、撃ち払う、攘夷の志士になろうと誓い合ってたんじゃき、その夷狄を、素晴らしい国とは何を言っとるがぜよ」、
「いや、万次郎さんが、メリケンで見て来た事を言っただけじゃき、それにじゃ、メリケンと戦うにも、奴らの国の仕組みも知らんといけんき、じゃから、長州の吉田寅次郎(吉田松陰)ちゅー先生も、メリケンの事を知ろうとして、黒船に乗り込んで捕まったぜよ、わしは、、海で吉田寅次郎先生に会ってのう、話しを、いっぱい聞かされたぜよ」、
「なんじゃ、龍馬は長州の吉田松陰どのにあったがか?」、
「ああ、会ったぜよ、海で、一緒に望遠鏡で黒船を見ていたぜよ、佐久間象山先生も、長州の桂小五郎さんも、いたぜよ」、
「何、佐久間象山先生にも会っていたがか?」、
「ああ、会ったぜよ、そんで、吉田先生も佐久間先生も言ってたぜよ、いずれ、日本は、植民地になってしまうかも?知れんと」、
つづく。
【注・229話でも書きましたが、坂本龍馬と吉田松陰は、たぶん面識は無かったです、
また、幕末篇を書き始めた頃、海で、佐久間象山、坂本龍馬、吉田松陰、桂小五郎の4人が、海で会って会話をしたように書きましたが、これは、私が考えた事で、この4人が、海で会っていて、会話をしたというような事は、あり得ませんので、ご注意下さい】