年々雨の強さが増しているようにも感じます。予報もなかなか難しいみたいで、みなさんも充分お気をつけ下さい。
さて、またしてもここ数日騒がしい玄海原発周辺ですが、元凶はまたしても政府内部の問題のようですね。
佐賀県知事、ストレステストめぐり政府批判
以下記事引用****************************************************************
佐賀・古川康県知事は7日午前、首相官邸で枝野官房長官と会談し、原子力発電所への「ストレステスト」の実施をめぐる一連の政府の対応を批判した。
古川知事「ストレステストをさらなる安心のために行うという判断については、評価するところでございます。ただ、なぜ今なのかという疑問が拭えません。政府自身として、考え方をとにかくしっかりしていただかなければ、我々は動きようがないということがあります」
枝野長官「大変申し訳なく思っています。(早く色々なことを)わかりやすくお伝えできるように、海江田経産相、そして菅首相と相談してまいりたいと思っております」
ストレステストの実施をめぐる対応について、古川知事は、政府としての統一見解を出すよう求めた。これに対して、枝野長官は記者会見で「誤解・混乱を招かないよう整理してわかりやすく説明、報告する」と述べるにとどまった。
また、古川知事は、佐賀・玄海町の岸本英雄町長が玄海原子力発電所2・3号機の再稼働を了承したことを撤回したことについて、「もう一遍同意を取り付けることは非常に難しくなっている」との見通しを示した。
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最初ストレステストと聞いて、メンタルヘルスかなにかと思いましたが、原子炉の耐久性をチェックするテストということみたいですね。
今回の発端になった記事を追ってみました。
原発耐性試験:全原発をテスト 再稼働準備中を優先--経産相表明
以下記事引用****************************************************************
海江田万里経済産業相は6日午前、経産省で記者団に対し、原子力発電所の一層の安全確保のため、全原発を対象に(耐性試験)を行うことを明らかにし た。定期検査などで停止し、再稼働ストレステスト準備中の原発を優先して実施。具体的な試験項目は、細野豪志原発事故担当相や原子力安全委員会と協議して 決定する。ただ、ストレステストの実施で原発の再稼働がさらに遅れるのは確実で、今夏の電力需給が逼迫(ひっぱく)するのは必至だ。
ストレステストの実施は、5日の菅直人首相と海江田、細野両氏の会談で決まった。
海江田氏は記者団に「直ちに作業に入りたい」と指摘。「安全確認だけでなく、国民の一層の信頼を得て再稼働していく」と強調した。再稼働が遅れる 懸念については「需給に問題が起きないよう責任を持つ」と語った。地震や津波などに対する原発設備の強度や機能などの耐性を評価する。
欧州連合(EU)では東京電力福島第1原発事故を受け、6月から各国が自国の原発へのストレステストを実施している。経産省はEUのテスト内容も参考にする方針で、規制機関である原子力安全・保安院が実施する。
原発の再稼働を巡っては、海江田氏が6月18日、原子力安全・保安院による各原発への立ち入り検査結果などを踏まえ、事故対応は適切に実施されているとして「運転停止中の原発の再稼働は可能」との見解を表明した。
しかし、地元自治体の多くは疑問を示し、安全性について説明を要求している。九州電力玄海原発2、3号機(佐賀県玄海町)再稼働では、玄海町が運 転再開を容認しているが、古川康佐賀県知事と菅首相との会談は実現していない。政府は、一段の安全性確保のためストレステスト実施で理解を得る必要がある と判断した。ストレステストは設計上の耐性をシミュレーションするため、稼働中の原発でも実施できる。
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二つ目に紹介した記事のなかで、ストレステストを行う順番として
定期検査で停止中の原発を優先してテストする
とありますね。
つまり、玄海原発2・3号機の再稼働が撤回された理由として、再稼働してしまったらストレステストは後回しにされてしまうのでは、と思ったのではないかと言うところですね。
政府のお墨付きで再稼働に同意したはずが、そのおかげで安全確認が後回しにされてしまったとなったら大変という訳です。
個人的に問題だと感じるのは、定期検査で停止中のものよりも、稼働中の原子炉のなかで安全確認を優先して行わなければならない物があるんではないかというところです。
つまり、政府の対応は経済活動最優先で、安全は二の次と思われてもしょうがないのではと思います。まあ今回に限ったことではありませんけどね。