ただこの後は比較的散策する場所が少なく、ひたすら歩く感じでした。
写真もあまり撮っていません。
長岳寺は西暦824年、空海によって創建された寺で、大和神社(おおやまとじんじゃ:今回行けなかった場所です)の神宮寺とのこと。またここにも弘法大師との関わりがあるんですね。相当忙しい人だったんでしょう。
庭園の中に書院造りの建物、地蔵院。拝観料を払っていますので、白壁の美しい建物の中に入ることも出来ます。
長岳寺の現在の象徴のような建物、楼門です。
門の上層部には、かつて鐘を吊るしていたこともあるため、鐘門もしくは鐘楼門と呼ばれていたそうです。
下層部よりも上層部のほうが古い建築で、平安末期の物らしいです。800年以上前なんですね。
長岳寺の本堂です。屋根の形が、微妙に他のお堂と違っていて面白いです。
大師堂。弘法大師の像が安置されています。
この辺になると、さすがに時間が気になり、時計を眺めつつバタバタと境内を散策しています。
お堂の前の池から写真を撮ってみました。いやーなかなかきれいですね、と思いつつも早足で長岳寺を後にします。
この時点で、14時35分。出発が9時40分でしたので、ここまで5時間かかっています。
しかも長岳寺は山の辺の道の半分ほど。うわーこれはまずい。
完全に予定が狂いました。寄り道しすぎたか、計画が甘かったのか、あるいは両方か。
この先を地図で見ると、夜都伎神社・石上神宮くらいで、あとはひたすら歩くのみ。
ギブアップしたくなかったので、とりあえず大急ぎで先に進みます。
イヤーそれにしてもいい天気。
ん?、ダチュラかな、チョウセンアサガオかな?じっくり見たいけど、パス。
念仏寺というお寺。とりあえず門の前で手を合わせて、先を急ぎます。
すぐそばのお地蔵さんにも、立ち止まって手を合わせました。
新築の公衆トイレ発見。
それにしても、時間が経つにつれ天気がさらに良くなってきます。
奈良盆地上空を、旅客機が通り過ぎて行きました。
雰囲気のある町並みを通りすぎて行きます。
夜都伎神社につきました。この写真を撮った後、メインカメラの電池が切れました。早速コンパクトデジカメに切り替えます。満タンに充電したのが、一日で電池切れしたのは初めてですね。
夜都伎神社は、どうやら春日大社との関わりが深い神社らしく、主祭神として祭られているタケミカヅチの神は、まさに春日大社に勧請された神様です。
社殿はもしかして萱葺でしょうか?
かわいらしいお社です。
もっとまったりとしたかったのですが、後の予定もあるため、早々に神社を降りてきました。
この時期は、キンモクセイの香りがしてきます。
せっかくなので記念にぱちり。
最終目的地の石上神宮手前で、長い長い上り坂が続きます。もう既に16kmほど歩いているので、もう足はがたがた。かなりしんどかったです。
背の高さに近いところまで、樹木の枝がかぶさって来て、木のトンネル見たくなってます。
この辺りは内山永久寺跡と言われる場所で、興福寺や東大寺と並ぶような大寺院だったそうです。残念ながら永久ではなかったようで、今は廃寺跡となってしまいました。
この場所には、かつて芭蕉が内山永久寺を参拝したときに、境内の桜を見て読んだ一句の碑が建っています。
石上神宮に到着しました。個人的には、大昔にマンガでこの場所を知り、以来ちょっとした憧れを抱いていた神社の一つです。
古くはここに斎王という巫女がいたと言われていて、布都姫と呼ばれていたという伝承があります。
この時点で16時10分くらい。なんとか遅れを挽回しました。
境内にはニワトリ、しかも和鶏がたくさん飼われていました。
斎王の伝承のせいか、境内には女性的な雰囲気も感じます。
本殿は回廊で繋がっていて、全体的に繊細な美しさを秘めているような気がしました。
摂社の出雲建雄神社。さきほど出て来た、内山永久寺から移築された拝殿だそうです。
ここから天理駅までは、まだ2kmほど残っています。そこまで歩いて、16kmの道のり+4km以上の寄り道で、20kmを歩いたことになります。
ということで、天理駅に到着しました。
最後のほうはかなり端折ったように見えたかもしれませんが、実際疲れ過ぎで(あるいはカメラの電池が切れそうだったのもあって)、写真はあまり撮れていませんでした。この時点で16時55分。走行距離20kmを7時間15分で歩きました。
飛鳥人になったつもりで、山の辺の道をすべて歩きましたが、本当にこんな大変な思いをして歩いたのでしょうか。
ただ、この周辺や明日香村などで開催されているウォーキングイベントを見ると、16キロくらいは普通見たいですし、参加者も60歳以上の方が多いらしいです。
たくさん歩くのは得意だと思っていましたが、まだまだ修業が足りないみたいです。
実はこの山の辺の道のさらに北側に、奈良市まで歩くコースがあるらしいのですが、全長20kmだそうです。寄り道を考えると25km以上、時間にして8時間以上は掛かりそうですが、機会があればチャレンジしてみたいと思います。
長々とおつきあい、ありがとうございました。




