続報といっても、あまり進展がありませんが、昨日のフランス核廃棄施設で起きた事故のニュースを、追ってみたいと思います。
■ 核施設事故、仏政府は沈静化を急ぐ
以下記事引用
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フランス南部にある核施設で12日、5人が死傷した爆発事故。爆発の原因はまだわかっていませんが、フランスの原子力当局は「放射能漏れはない」と早々に収束宣言を出し、事態の鎮静化を急いでいます。
フランス南部のマルクール原子力施設。現地時間の12日正午前、施設内にある核廃棄物処理センターで爆発があり、作業員1人が死亡、4人が重軽傷を負いました。
「これは原子力事故ではないのです。放射能漏れもありません。これは産業事故なのです」(マルジャンIAEA担当大使)
火災は1時間ほどで鎮火。フランスの原子力当局は、「放射性物質の外部への流出はない」として、事故発生からおよそ4時間後に収束宣言を出しました。
事故があったマルクール地区は、多くの原子力関連施設が集中するいわばフランスの東海村。原子炉やプルトニウムの生産施設などがあります。その最も南に位
置する低レベル核廃棄物処理センター。金属部品などの核廃棄物を溶かして処理する溶融炉があり、その付近で爆発があったと言います。事故の状況や原因な
ど、詳しいことはまだわかっていません。
「たった今、管制室に行って計器類や放射能の検知装置を見てきましたが全て異常ありません」(エコロジー相・コシウスコモリゼ氏)
現場を視察したエコロジー相は「心配する理由はない」と強調しましたが、周辺住民に対する情報提供は十分ではなかったとの声もあります。
「テレビのニュースで知りました。他に情報がなく、どうすればいいか分かりませんでした」(周辺住民)
「廃棄物の処理施設だからそれほど心配はしていません」(周辺住民)
収束宣言を受け、さほど不安は広がっていませんが、事故直後には薬局に駆けつけ、被ばくを予防する効果がある安定ヨウ素剤を買い求める住民もいたといいます。
近隣の国々からは懸念の声が上がっています。「脱原発」を決めたドイツの週刊誌「シュピーゲル」の電子版は、フランス政府の対応について、「事故は大した
ことではないと取り繕っている」との見出しで、情報公開が不十分だったと指摘。「このままではフランス政府や原発企業への信頼性が薄れる」と批判しまし
た。
事態の鎮静化を急ぎたい原発大国・フランス。しかし、福島の事故をきっかけに原発の安全性に対する不安が広がる中、今回の事故はヨーロッパの原子力政策をめぐる議論に影響を及ぼす可能性もあります。
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別の記事には、死亡した作業員は完全に炭化していたとありました。
この記事に寄りますと、爆発は核廃棄物を溶解する溶融炉付近で起きたとありますが、具体的にどの部分が爆発したのか、どのような原因で爆発したのかなどはまだわからないようです。
事故が起きて4時間後に終息宣言されたそうですが、さらに丸一日経過してもその辺りがわからないままというのは解せません。
事故後の対応で原発のあり方に大きな議論が起きた日本の例をとらずとも、フランスではこの事故により様々な機関から意見が出されると思います。フランス国内の一般市民も、この事故をどうみるのでしょうか。
ともかく、詳細が早く判明し、事故に対する評価と対策が必要だと思います。