まずは花の写真から。
ちょっと見にくいですが、薄い黄色の花が画面の中央左よりに二つ見えるでしょうか。
こちらの方が見やすいですが、花は咲きかけです。花の特徴としては、やや細い花びらがちょっとねじれたように開いて咲いています。薄い黄色の花びらです。
ちょっと厚みのある葉っぱは、濃い緑色でつやがあります。この写真ではまだ小さいものですが、高さ10mほどまで成長する高木です。常緑のため冬枯れはせず、一年中緑色の葉をつけています。
なおこの植物の果実は、短いドングリのような形をしていますが、猛毒であり決して食べては行けません。
さて正解は、
シキミです。先ほど言った通り、この樹木の果実は猛毒で危険なので、けっして口に入れてしまわないよう気を付けてください。
撮った写真には果実がありませんので、拾い物の写真を載せておきます。
これです。もしこれと似た果実を見つけても、絶対に持ち帰っては行けません。
ということで、シキミを読んだ万葉集を一句引用してみます。
「奥山の しきみが花の 名のごとや しくしく君に 恋ひわたりなむ」読み人:大原今城
(奥山に生える樒という花の名のように、しきりとあの方を慕い続けましょう。)
シキミの語源は「悪しき実」らしいです。どうやらシキミを読んだ万葉集はこの一句のみらしいです。
大原今城は、大伴家持と親交があった歌人らしく、万葉集にも9首の歌を残しているようです。
とうことで今日はこのへんで。