鳥インフル:カモを人工衛星で追跡 「渡りで拡散」裏付け
以下記事引用2008年にハクチョウの死骸から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)が検出された北海道や東北の飛来地から、複数の場所を移動したりロシアに 渡ったりしたオナガガモがいたことを、東京大と米地質調査所(USGS)が人工衛星を使った追跡調査で突き止めた。感染した鳥がいた地域から、渡り鳥の追 跡に成功したのは初めてという。
カモはH5N1に感染しても死なない場合があり、ウイルスを世界に広めている可能性がある。調査結果は、この説を裏付ける有力な証拠という。研究 チームの樋口広芳・東大教授は「渡り鳥が集まる場所で感染が起きると、一気に東アジアに広がる恐れがある。国際的な対策の協議が必要だ」と指摘する。
チームは07年12月から08年3月にかけて、北海道と本州の計4カ所でオナガガモを捕獲。発信器を付けて放し、66羽を追跡した。
08年4~5月に青森、秋田両県の十和田湖畔や北海道の野付半島、サロマ湖畔でウイルス感染が報告された前後、これらの地域に8羽がいた。うち4 羽はロシアの極東地域に渡った。またこの中の1羽は、ロシアに向かう前に野付半島からサロマ湖に移動していた。残りの4羽は追跡期間中に日本を離れず、北 海道などにいた。
オナガガモは感染した場合、ウイルスを1週間程度、ふんなどから排出し、水などを介して他の鳥にうつす可能性がある。今回もし感染していた場合、移動先でウイルスを拡散させた恐れがあるという。(ワシントン共同)
渡り鳥が鳥インフルエンザの媒介をしていたことは、ある程度予想されていたことではありますが、調査によりきちんとした裏付けがとれたということでしょうか。
いくら水際で鳥インフルエンザがくることを防止しても、一足飛びに渡り鳥が感染地から飛んでくれば、どうしようもないですよね。
つまり、渡り鳥が集まる場所で感染が確認されたら、そこから外へ出ないような処置が必要ということでしょうか。国際的な対策ということは、各国がそれと同じような処置を行うよう義務づけるということでしょうか。なかなか難しそうですが。
渡り鳥飛来地にとっては、なかなかの負担ですが、感染を広げないためであればしょうがないのかもしれません。今後の調査結果によってどうなるか、見守って行きたいと思います。