その女性は、履いていたスカートをまくし上げた。
え??なに??
ちょっとなに??
私は動揺を隠しきれない。
「あの、やめてください!」
と私が制止してもやめない彼女。
すると、彼女がまくし上げた太ももに大きな青あざが見えた。
??

固まった私を見て、
「私…あなたのお兄さんとお付き合いさせていただいてる者です。私はあなたのお兄さんに暴力を振るわれました。あなたのお兄さんの借金も、肩代わりしています。私には大学生の息子もいます。ですが、あなたのお兄さんと結婚することを目標に、あなたのお兄さんの借金を肩代わりして一緒にやっていこうと思っていたのです。ですが、あなたのお兄さんは、他にも女性がいます。探偵に頼んであなたのお兄さんの素行調査しました。私が全て真実を妹さんのところへ行って話してやる、と言ったらこうされました。。。」
…………
うわぁ。ヘビー過ぎる。
なんてこったい。
クソ兄貴。
最低最悪なやつ。
私は、一つ一つ着実に堅実に歩んでいるのに、よくもまあ、いい加減なことをしてくれたもんだ。
同じ女性として、腹が立つ。
なんだよ、クソ兄貴。
私の兄貴は、40代。
年上の女性を騙したクソ兄貴め。
女をカモにするなんてまぢ最低!!!
私の周りにいる男はなんでこうなんだ?!
頭がぐらぐらしてくる。
私は、その女性に頭を下げる。
何かあったら、また言って下さい。と言って私の名刺を彼女に差し出す。
彼女は、ひとまず帰ってくれたが、兄貴のために借りた消費者金融のお金を返してくれ、と言ってきた。
兄貴は、過去にもギャンブルで周りに迷惑をかけていた。
離婚も二回している。
全て兄のギャンブル依存性が災いしてこうなっている。
それが、また…
もう正直いい加減にしてほしい。
離婚した兄貴は、自分で生計が立てられなくなり、私の家で居候することになった。
しかし、こんなギャンブル依存性の兄貴の尻拭いはもうごめんだ。
私は、暗い抜けられないトンネルをずっと彷徨っている気分になる。
私は、いつ報われるの?
私は、幸せになっちゃいけないの??
カレシくんに顔向け出来ない。
私の気持ちはどん底に突き落とされたのだった。。。