グレーな恋。番外編② | シングルママでも恋がしたい。

シングルママでも恋がしたい。

シングルマザー歴10年目。
ありえない別れ方をした元旦那を考察したり、
自分を見つめたり、
そして、
シングルマザーの日常をつらつら…
明るさと元気が取り柄のワ―ママです。
子育ても、仕事も、恋も、絶賛全力投球中。

 いよいよ東京出張の日が来た。

 

 

私は、翔と連絡して会うアポは取っていた。

 

 

仕事が終わり、東京駅で待ち合わせ。

 

地方出身の私は、人混みが苦手。

 

 

 

17:30待ち合わせ。

 

翔は、いっつも時間に遅れるwww

 

私は、待ち合わせの本屋で待っていると、イヤホンつけた翔が、

 

「よっ。」

 

と声をかけてきた。。。

 

久しぶりの翔。

 

なんか、もっさいなーwww

 

でも、私より身長が高い。

 

あ、わたし、身長は高い方で。。。

 

170あります。。。(すごくコンプレックスです。。)

 

男性はやっぱり小さい女の子好きですよね・・・(遠い目)

 

わたし、自分より身長高い方と付き合ったことあまりないのです。。。

 

翔は、175以上はあるのかな。

 

すごく大きい背中。

 

どんどん自分のペースで歩く翔。

 

都会の人ってなんでこんなに歩くの速いの???

 

あたし、歩幅ある方なのに、ちょこまかついてく状態。

 

私:「ねぇ、歩くの速いよ!!!」

 

翔:「あー?ったくこれだから田舎もんは!!!」

 

って言いながら、少し歩くペースを落としてくれる翔。

 

そう、コイツは何気ない。

 

その何気ないところがツボなのだ。

 

 

翔:「おまえと飲むっていったら、立ち飲みで充分じゃね???(笑)」

 

私:「えー???私、立ってなんか飲めないよ!!!たくさん歩いて疲れたし。。。」

 

いっつも、翔は私を女扱いしない。。。

 

まったく。

 

でも、行きたいお店は決まってるようだった。

 

翔:「ワイン飲みたいっておまえLINEで言ってただろ?俺、東京駅だったらここしか行きたくねーんだ」

 

と言って、しゃれたお店に案内してくれた。

 

一人で行けって言われても、あたしはもう行けない。

 

そこは、東京駅なのか、東京駅から離れたところなのか、私の方向音痴からは推定できない。

 

でも、高いビルのお店だった(笑)

 

田舎者のわたしは、ただただ雰囲気に飲まれていた。

 

 

翔は、手慣れた様子で、ワインを頼んでくれる。

 

「おまえ、あんま酒強くないよな。これだったら飲みやすいと思う。」

 

と言って、

 

ワインを頼んでくれた。

 

美味しいー!!!

 

おまえ、ほんと、女慣れしてんなー(笑)

 

すがすがしいよ、あたしは。

 

どちらかというと、年下と付き合うことが多かった私は、いつも自分で行く先を決めていた。


 

それはそれで大変なことで。。。

 

翔は私の1個上だが、男だったら女をリードするもの。的な考えを持ってるから、

 

翔といると、居心地が良かった。

 



たわいもない話をする。





 

翔は、ワインに合う料理を頼むのも上手だ。

 

こんな時間久しぶりだ。

 

まるでデートみたい。

 

でも、翔は女とあたしを思ってない。。。

 

ここは私も一線引かないと。

 

 

しゃれたワインバーから出ると、

 

お手洗いに寄りたくなり、翔に案内してもらってお手洗いに入る。

 

 

鏡をみると、酔っ払って顔が真っ赤な自分がいた。

 

久しぶりだから、かなり酔いがまわった。

 

なんか、フラフラする。。。

 

翔が待ってるから急いで出なきゃ。。。

 

あわてて、翔の所に行く。

 

フラフラしてた私は、思わず、翔の手をつないでしまった。。。

 

あ。。。

 

おそるおそる翔の顔を見ると、

 

「おまえ、なにしとんじゃ?(笑)」

 

と、にやける翔がいた。

 

あ、拒否られてない。

 

 

エレベーターで高層ビルまで来たんだから、

 

エレベーターで降りなきゃいけない。

 

わたし、気持ち悪くなったりしないかな。

 

翔の手を握ったまま、翔と共にエレベーターに乗る。

 

誰もいない。

 

よかった。

 

最悪吐いても大丈夫だな。。。(笑)

 

と、思ってたら、翔がいきなり手を振りほどいた。

 

翔は自分の持っていたバッグも下に落とす。

 

ん???

 

どうした???

 

と翔の方を見ると、振り向きざまに、翔が私を両手でハグしてキス。。。



あー、バッグを下に置いたのはそういうわけね。。。



って分析している場合じゃない。


ちょちょちょ、、、

 

はぁぁぁああああああ????

 

うそでしょ。

 

ここ、エレベーター。

 

誰が来るか、分かりませんよ???

 

というか、わたしたち、友達だよね???

 

あんた、、、あたしのこと、女として見てる輩の気持ちが分からん、ってさんざん言ってたよね???

 

 

どうした???

 

心臓バクバク。

 

吐きたい気持ちも飛んで行った。

 

エレベータの密室と、誰が入ってくるか分からないスリルで私の頭はどうかしそうだ。。。

 

それでも、翔はキスを続ける。

 

舌を入れる。。。

 

ん。。

 

私は思わず声を出す。

 

「おまえ、ずっとこうされたかったろ。ずっと一人でがんばってたな。」

 

って、ハグされて、頭をポンポンされた。

 

すっごく優しい声。

 

今まで聞いたことのない。



安心する。


翔にうずくまる。


あ、抱きしめられてる。私。


すっごく心地いい。


ずっと翔にぎゅうされたかった。



ずっと。



うわ。


モッサイ翔がかっこよく見える。



なんだ、このマジック。


翔に抱きしめられてると全てがチャラになってく。


辛かったこと・苦しかったこと。


私、翔が好きだ。。。








翔に身体を預け、すっかりもたれる私。





 

私の耳元で

 

「これからホテル行く???」

 

という翔。

 




「うん。。。」

 

と恥ずかしそうにうつむく私に翔は、

 

「なにが、うん、だよ。。(笑)」



 

と、女らしくなった私をからかった。。。

 

そして、私たちは、恋人未満の掟を破ることになったのだった。







 

つづく。