〜遊ぶように仕事をし、仕事をするように遊ぶ〜
久米信行
仕事は生活の為にしてるだけ。別に楽しいわけではないけれど特別不満があるわけでもないし、まぁ社会人ってそんなもんだよね。
誰しも、こんな風に思ったことって一度はあるんじゃないでしょうか?
先日、石垣島にて宿泊したホテルで、感じたことがあるのでお伝えしようと思います。
宿泊したホテルは、「Club Med(クラブ メッド)」。
Club Medってご存知でしょうか?
Club Medとは・・・
バカンスの先進国・フランスで生まれ。
世界25カ国以上で約80カ所のリゾートを展開。
多彩なプログラムから自分だけの贅沢な時間を自由に創り上げるスタイルで、訪れたゲスト全員に本物のバカンスの喜びをご提供しています。
そして何よりの特徴は、プレミアムオールインクルーシブ。
クラブメッドの旅行代金は、航空運賃や宿泊費だけでなく、滞在中のお食事やドリンク、アクティビティが含まれていて、現地で遊び放題、食べ放題、飲み放題なんです。
遊べるスポーツやアクティビティも60種類以上と、マリンスポーツを始め、ゴルフ、テニス、空中ブランコ、アーチェリー、スカッシュ etc
冬にはウィンタースポーツも出来るみたいですね。
スパやエステ、ヨガなども出来ますし、子供も楽しめるプログラムも豊富に入ってるので、友達同士、カップル、家族でも楽しめるような環境になってます。
実際に家族連れも多く、小さな子供も多かったです。
石垣島では、G.O(ジー・オー)="gentil organisateur"(ジェントル・オーガナイザー)と呼ばれるスタッフは半分が海外の方、半分は日本人という割合でした。
あとでスタッフさんに聞いたら、人事異動が世界規模みたいです。
ホテルマンなら”一度は働いてみたい!”という憧れを持たれる方も多いほどのリゾートホテルなんですが、そこで強く感じたことは仕事をしてるスタッフさんが誰よりも楽しそう!!
夜はノリノリでショーに出たり、
Bar&ナイトプールのイベントではお客さんと一緒に踊ったり、
ご飯もお客さんと相席で一緒に食事を楽しんだり、
(この日はフランスをテーマにして、「Diner en Blanc(ディネ・アン・ブラン)」というイベント)
※「ディネ・アン・ブラン」は、白い服を着用したゲストが秘密の場所に集まり、一緒にディナーを楽しむもの
毎日、多彩なイベントをしてお客さんと一体となって楽しんでる様子を伺えます。
毎日、日替わりでコロコロとイベントが変わるのって、普段仕事で企画などを考えたりする僕にとっては本当にすごいことだなぁと感じました。
その裏にある努力って物凄いだろうなぁって。
実際、ショーが終わって人が少なくなった深夜帯の会場では、スタッフさん達が集まって反省会?やら、次の日のショーの練習をしてる姿もありました。
世界各国から来るゲストを、
”いかに楽しませるか?”
”いかに特別な空間を味わって貰えるか?”
”いかに心から満足させられるか?”
これらを四六時中考え、アイデアを出し、繰り返し練習し、本番に望んでいるんだと思います。
毎度毎度、スタッフさん達が本当に心から楽しんでいるかどうかはわかりませんが、少なくともゲストの僕には、”いい意味で”誰よりも楽しんでそう!”と感じました。
でも、本質的に大切なのは、本人達がどう感じているのかよりも、ゲストに目にどう映るのか?どう感じて貰えるのか?が重要だと思いますし、きっとスタッフの方々も、いかにお客さんを楽しませるか?そして、それらをすることで自分達もワクワク出来るかどうか?をセットにして、自分達が誰よりも楽しみながら色んなアイデアを出し、企画を練り、実践してるんじゃないかと思います。
だって、本当にみんな楽しそうなんですもん。
いい意味でお客さんよりも楽しんでるんじゃないか?と思うくらい。
もちろん各々が得意なこと、苦手なことをそれぞれ役割を分けてるとは思いますが、それでも自分が初めてやること、未体験のことも、新しい仕事に対して、誇りを持って、日々トレーニングも積んで、出来るようにしてると思うんですよね。
それでも、あれだけ楽しそうに仕事をしてる姿って、とっても輝いてるし、イキイキしてるし、本当にカッコいいわけですよ。
だからこそ、仕事ってもっとワクワクしながら誰よりも前のめりで楽しんだ方がいいと思うんです。
仕事は仕事、特に楽しいわけではないけど、まぁ仕方ないって割り切るのではなく、もっと遊び心もプラスして発展させながらお客んも満足させるし、それをやってる自分も、むしろお客さんよりも楽しむくらいでもいいと思うんです。
自分が楽しくないと、目の前のお客さんを楽しませることなんて出来ませんから。
その形こそ、本当にwin-winなんじゃないかなって。
年齢を重ね、色んな現実を知り、大人になるにつれて、どこかで自分に制限をかけたり、変な諦めマインドを持ったりして、
そんな大人になったり、そんなマインドで仕事をするのではなく、もっと遊び心を持って、楽しみながらまるで遊ぶかのように仕事をするべきだよなって思います。
僕も普段、遊びと仕事の区別をしないような感覚で仕事をしてますが、まだまだワクワク感が足りてないなって思いました。
「仕事は遊び、遊びは仕事」
大人の責任と子供の自由を両手にバランス良く持った、そんなカッコいい社会人であろう!





