〜強くなるために必要なのは基本を繰り返す努力〜   

山本KID徳郁

 

 

昨日に引き続き格闘技で思い出したことがありました。



僕は16歳の頃からキックボクシングを始めて、愛媛(高校)〜大阪(大学)〜東京(社会人)と3つほど各ジムにお世話になってきました。

 

 


特に大学時代でお世話になったジムでは、

 

【飛燕野島(ひえん のじま)さん】 

元MA日本フライ級チャンピオン

 

 

 

【ナックル・ゆうじさん】

西日本タイトル、日本ランキング1位にまで上り詰める。

もっと強くなりたいと思い本場タイへ単身武者修行。

タイでも試合こなしてきた方で、今はナックルキックボクシングジムを経営されています。

http://knuckle-kickboxing.com/

  • 西日本新人王トーナメント 優勝
  • 西日本最強トーナメント 優勝
  • 元日本ランキング1位
  • 本場タイで7戦5勝2敗5KO
  • ボクシングで6戦4勝2敗4KO
 
 
 
【山本ノボルさん】
元MA日本バンタム王者

今年の3月に引退されましたが、47歳の現在まで

70戦以上試合をされてきた、まさにキックボクシング界のレジェンド。

 

 

 

彼等を筆頭に、本当にトップレベルの方々と練習させて頂いた経験がありますが、

みなさんチャンピオンなるような方って本当に人として尊敬できるような方です。

 


初めて出会った時から、現役チャンピオンが素人レベルの自分と一緒に練習してくれたことにも驚きでした。

 

 

決して驕らず、偉そうにもせず、

「チャンピオンである前に、俺は一人の男だし

 男以前に一人の人間でしかないよ」


 って言われた時に懐の深さを感じました。

 


意外な一面も多くて、

ガンダム大好きだったり

ヲタクだったり

スタンドの代わりにバイクを電柱に立てかけたり

お茶目な一面も多いし、変わり者でもあります。

 

 

それでもチャンピオンになれるのって、誰よりもきつい練習を乗り越えてきた証。

一番努力されてきた何よりの証だと思います。


本当に人間的にも魅力的な方達でした。

 

 

 

 

ナックルさんはタイに武者修行にも行っていて、

 

僕「帰国した際に、ムエタイの本場って

  どんな特別な練習してるんですか?」

 

って質問すると、

 

 ナックル・ゆうじさん

「ひたすらワンツーミドル、

 ワンツーフックミドルだよ」

「あと、首相撲」

 

 

 

僕「・・え?・・それだけ?・・・・」

 

 正直そう思ってしまいました。

 



でもこの時に気が付いたのは、

 やっぱり何か特別な練習方法なんてないんだな

ってこと。

 

 

チャンピオン達の動きを見ていても感じるのは一発一発がとてつもなく重い!!!

 

ナックルさんのキックをミッドで受けた時なんて両手に青アザだらけになりましたよ。

 

ミッドつけてるよね!?ミッドの意味がない!めっちゃ痛い!と思いながら必死で受けてましたから。

 

 

あとは1つ1つの動きがとにかく”美しい”。

本当に芸術みたいだと感じてました。

 

 

 

結局、一流の人達って何か特別なことをして、その域にいったのではなく、シンプルに”基礎基本”を鬼のように徹底的に磨き上げてるんですよね。

 

 

基礎のレベルが圧倒的!!!

 

 

他にもチャンピオンを近くで見てきて、一流の条件は色々とありますけど(この辺はまた後日)、

 まず基礎のレベルがずば抜けて違うと思います。

 


僕が大好きな「からくりサーカス」の加藤鳴海の一撃もそう!!

 

 

 

雨の日も風の日も来る日も来る日も、何年も基礎練習を積んで、放った一撃がこれです!

 

 

 

 

もちろん、これは格闘技だけではなく、どんなスポーツでも勉強でもビジネスでも一緒。

 

 

近道なんてない。

凡事徹底。

当たり前のこと(基礎基本)を当たり前以上にできる人が一流になれる。

 

 

 

テクニックなんて基礎の延長でしかないんだぜ。