「お金は汚いものだ」「お金持ちは卑しい人間である」
何故か、頭のどこかにこんなイメージってありませんか?
正直、お金が欲しいとは思ってるものの、心の何処かに、
お金=「はしたないもの」「下世話なもの」「悪いもの」というイメージを持ってる方は多いんじゃないかな?と思います。
特に日本人には。
何故でしょう?
おそらく、この原因は大きく分けると2つあると僕は思ってます。
①日本の歴史
②メディアの影響
①は、日本は敗戦国ですし、特に戦時中は物がなくてご飯も満足に食べれない状態が続いていましたよね。
その影響もあり、「質素倹約=美徳」という考えが当たり前になったんだと思います。
兄妹が4〜6人いるのが当たり前、お金はないけれど家族が一丸となって生活をする。
お腹いっぱいにはならないけど、少しずつご飯を分けながら、狭い部屋でみんなで川の字になって眠りにつく。
戦後もこういった状況が続く中で、いつの間にか、”お金はないけど、みんなが力を合わせて頑張って生活をする”ことが美徳になったんじゃないかと。
②は、メディアからの刷り込みです。
メディアは視聴率を上げないといけないので、多くの人が”共感”を得られるストーリーや設定にするわけです。
お金持ちっていうのは、人口の全体的に見ると少数派になるので、そこをターゲットにするのではなく、平均的な収入の方をターゲットにするわけですよね。
そうすると、多くのドラマ、漫画、映画などのストーリーで、主人公は庶民的なわけです。
そして敵となる悪者は大体がお金持ち、みたいな構図に仕上がるわけです。
こういう構図って多くないですか?
悪者って大体、古いものだと「お主も悪よのぉ〜」って言いながらこっそり賄賂を受け取っていたり、権力を駆使して傍若無人に振舞っていたり、
現代だとタワーマンションの最上階でバスローブを着て、赤ワインを飲みながら、夜景を見下ろしてる。
そして、庶民の主人公達はみんなで力を合わせて、その悪者を倒す!という構図やストーリー。
そういうものを特にお金というものを深く考えたり、特に意識する前から、自然と刷り込まれてるんだと思います。
だから、お金持ち=悪者、お金=下世話なもの、みたいなイメージが自分でも気づかぬ間についてるんだと思います。
お金についてなんて、義務教育や学校では誰も教えてくれませんし、教えられないですからね。
こういうことを冷静に考えていくと、お金=悪いものって、自分でも気がつかないうちに刷り込まれた勝手なイメージだということに気がつくと思うんですよね。
でも、誰もがお金は必要だし、ないよりはあったほうがいいと思ってるはずなんです。
ただ、なんだか悪イメージも一緒に持ってる、これはすごく勿体ないことだと思うんですね。
そう思ってたら、結局お金は入ってこないですよね。心のどこかで否定していたら。
だからこそ、お金というものに対する認識やイメージをもっと他の視点で見るといいと思うんです。
自分の考えではない、自然とメディアに影響されたイメージや考えに左右されるのではなく、自分の考えや軸を持ってみるともっと違う何かが見えてくるはずです。
明日は僕が考えているお金に対する認識をお伝えしようと思います。


