〜この宇宙を動かしているのは、混乱ではなく秩序です〜

 

 

 

 

 

 

今日は僕が大切にしている考え方の1つを紹介しようと思います。

 

 

この本に出会ったのは、僕が13歳の時でした。

 

 

父親の書斎にこの本を見つけました。

 

 

 

書斎の中には「運命を拓く」著:中村天風 など、他にも多くのジャンルや本がたくさんあったのですが、当時ほとんど本を読まない自分にとっては、この本のタイトルと本の薄さ、読みやすさが気に入ったのでしょうね。

 

 

僕「この本借りるね」

 

父「その本、オススメだからあげるよ」

 

 

そう言われて、更に嬉しくなった僕は早速読み始めました。

 

その後も何度読んだか覚えてません。

 

 

ちなみに、28歳になった今でも定期的に読んでいます。

 

中学生の時の自分が引いたアンダーラインがついてますけど、なんだかいい思い出の1つです。

 

 

 

 

「原因」と「結果」の法則は、1920年に謎の哲学者 ジェームズ・アレンによって書かれており、世界中で今もなお着実に売れ続けている驚異的なロングセラー書です。

 

ちなみに、この本が後の自己啓発書作家に強い影響を与えたと言われてます。

 

 

 

例えば、ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲール、などなど。

近年の自己啓発書のほとんどは、ジェームズ・アレンのシンプルな哲学に、具体的な事例をくっつけて複雑化したものに過ぎない。

とまで言われています。

 

 

 

 

この本の冒頭にも書かれていますが、

「何かあって、落ち込んだりした時に読んでごらんなさい。人生なんてとても単純なものよね。」

この本の訳者:坂本貢一さんは、あるクリスマスの夜にアメリカの老婦から、そう言われてこの本を渡されたそうです。

 

 

 

 

 

本の中で、こう語られてます。

 

 

〜人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である〜

 

人格も今の環境も、そして運命(人生)さえも自分自身が考え作り出している、ということです。

 

シンプルに説明すると、

心の中に蒔かれた「思い」という種のすべてが、それ自身と同種のものを生み出す。それは遅かれ早かれ、行いとして花を開き、やがては環境という身を結ぶことになる。

当然ですが、良い思いは良い実を結び、悪い思いは悪い実を結ぶ、ということですね。

 

 

トウモロコシの種からはトウモロコシ以外のものには決して成長しないし、ひまわりの種からひまわり以外には成長しないですよね。

それと同じで、良い結果(環境、人格など)が欲しければ、良い原因(思い)を持ちましょう、ということです。

 

 

 

こうも書かれています。

「私達とその環境は、私達の内側の状態と常に調和している」と。

 

 

「常に今いる、環境はどんな時でも今自分が学び、成長を遂げるために最適な場所にいる。

そして、その環境の中で必要な学びを積んだのなら、その環境はまもなく、次の新しい環境へと変わっていく。環境の変化と心の状態の変化は常に連動している。」と。

 

 

 

つまり、例え今の環境に不満があろうとも、環境のせいで今あなたが困っているのではなく、あなたの思いがその環境を作っている。

 

 

そして、今あなたがいる環境は今あなたが成長する為に、何か必要なことを学ぶ為に最適な場であるからこそ、しっかり学びを吸収しなさい。そうすれば、自然と次のステージに行きますよ。ということですね。

 

 

 

あなたの環境は、あなたの自身の心を映す万華鏡である、とうことですね。

 

 

 

 

だからこそ、環境や自分の外に文句をいう前に、まずは原因をより良いものに改善しましょう。

 

 

自分たちが手にするのは、自分が達が望んでいるものではなく、自分が抱いている思いと同種のものを手にします。

願い、祈るものを手にするのではなく、私達が公正な報酬として受け取るものです。

 

もっと言うと、私達の願いや祈りは、私達の思いや行いがそれと調和した時にはじめて手にすることが出来る、ということですね。

 

 

だからこそ、日々自分が抱いている「思い」という原因をきちんとコントロールし、真の自己犠牲(願っているものと調和する思いと行動をし続ける)を払うことで、望んでいるものを実現できますよってことですね。

 

 

 

 

詳しくは、実際に本を読んで頂ければ更に腑に落ちると思います。

 

 

 

 

「原因」と「結果」の法則を読んでからは、自分の思いに敏感になりましたし、出来る限り悪い思い(何が良い悪いとは決められないですけど単純に自分にとってプラスのエネルギーになるかそうでないか?で判断しています)は持たないようにしてます。

 

読んだ当初は中学生でしたけど、その当時は自分でいうのもなんですが、割と性格はよかったと思います。

人の悪口も言わないし、思わないし、嫌いな人もいませんでしたから。

 

あとは、年の割に変に落ち着いていたかもしれません。

卒業文集で、「あなたのモットーは?」という問いに対して、「いい思いを巡らすこと」って書いてましたからね。

 

 

その後、思春期や何やらで意識しなくなってしまった時期もありましたけど、また色々と経験と勉強をしていく中でまたここに戻ってきたというのは、やっぱりこの考え方が本質なんじゃないかなと思います。(”今の”自分の結論としてはね。)

 

 

やっぱり、自分自身がいい思いを持ってないと、人にもいい影響を与えないでしょうし、それは全部自分に返ってきますからね。

自分自身に直接悪い影響を及ばすし、最初は他人に影響しても回りに回って最後は自分に返ってくるもんです。

 

 

これは、いいことも悪いことも全部そう。ブーメランみたいなものですよ。

 

 

口は災いのもと、とか。

言葉だけでなく行動も全ては自分が抱いている思いから出てくるものですから、常に自分が感じている思いには注意が必要です。

それをコントロールできずにいるから、結果として色々と自分自身が困ることになるわけですからね。

 

 

 

 

それに、これは全ての人間関係、そして商売にも当てはまると思います。

自分の利益だけを考えて行動したら、人間関係は絶対に上手くいきませんよね。

商売も人間関係の延長線上でしかありませんから、上手くいくわけないんです。

 

 

 

 

人の悩みは、そのほとんどが人間関係から生まれてくるものですから、だからこそ自分自身の思いに意識を向けて、間違った種を育ててないか?ちゃんと自分が抱いている思いをコントロールしないといけないですよね。

 

 

 

人は誰も、内側で考えている通りの人間である。

世界は自分が考えている通りの世界である。

 

 

 

古くから金言。

まさにそのその通りだと僕は思ってます。