はじめに気づくのは、髪の量の変化よりも、鏡や写真の中で分け目や頭頂部の地肌が以前より見える、という感覚であることが少なくありません。
続いて、髪そのものの変化にも目が向きます。女性型脱毛症は、女性に見られる代表的な脱毛のタイプの一つで、アンドロゲン遺伝性脱毛症に属する、髪全体が薄くなるびまん性の脱毛です。訴えは大きく二つに分かれ、髪が細くなって全体のボリュームが減ること、そして頭皮の透け感が増すことです。
では、透けはなぜ起こるのでしょうか。その正体は、濃い色の髪と明るい色の頭皮とのあいだにある、明度のコントラスト(明るさの差)です。
髪の色と頭皮の色の差が小さければ、同じ密度の減少でも透けは感じにくくなります。反対に、明るい肌と濃い髪の組み合わせでは、透けが目立って見えることがあります。しかも、多くの方は「透けている」という見た目を、そのまま脱毛の深刻さとして受け取る傾向があります。
そのため、女性の脱毛治療で目標になるのは、髪の本数を数えることだけでなく、透けを視覚的に減らすことでもあります。透けの根本にあるのは、髪の密度の減少、または髪の太さの減少です。
この二つは、働きかける場所が違います。どちらが合うかは、髪の密度と太さの診断にかかっています。
もし今、鏡の前で気になっているのが髪の本数ではなく透けの見え方だとしたら、その見え方は、髪と地肌のどんな組み合わせから生まれているのでしょうか。
ひと目で比較
| 手段 | 主な働き |
|---|---|
| 頭皮タトゥー(SMP) | 髪と地肌のコントラストを下げ、透け感を視覚的にすぐ軽くする |
| 毛髪移植 | 実際の髪を加えて、ボリュームを増やす |
よくある質問
Q. 頭皮が透けて見えるのは、髪が大きく減ったからですか。
A. 髪の密度や太さの減少が背景にありますが、髪と地肌の色の差が大きいほど、透け感は目立ちやすくなります。同じ減り方でも、見え方は人によって異なります。
Q. 髪の色と地肌の色の差が小さいと、透けにくくなりますか。
A. その差が小さいほど、透け感は感じにくくなる傾向があります。ただし、髪の状態全体を診て判断するものです。
Q. 女性型脱毛症とは、どのようなものですか。
A. 女性に見られる代表的な脱毛のタイプの一つで、アンドロゲン遺伝性脱毛症に属します。髪全体が薄くなるびまん性の脱毛です。
Q. 透けを減らす方法は一つだけですか。
A. 頭皮タトゥー(SMP)は見た目のコントラストを下げ、毛髪移植は実際の髪を加えます。どちらが合うかは、密度と太さの診断によって決まります。
