こんばんは。
満を持してイーペル、猫祭りの紹介です。
今回猫祭りに参加するにあたって、非常に困ったことがありました。
それは、前回猫祭りが行われたのは2015年ということで、
なかなか情報を集められなかったということです。
と、いうことで、2021年、次回の第46回猫祭りに参加したいな〜と
思った人が2020年あたりに検索した時に有用な情報なんかを提供したいな、と。
まずは前夜祭から。
そもそも猫祭りですが、町中が猫一色!猫まみれ!
となるわけではありません。そこをまず理解しましょう。
もちろん猫っぽいところはそこかしこにあるのですが、
この、そうなんだけどそうじゃない感。
恐らく3年に1度ということで、最初の紙袋を被った新種のSM嬢のマネキン
については前夜祭に向けた対応だと思いますが、他のディスプレイなんかは
普段から猫なんじゃないかしらと思います。
そういう意味では猫と暮らす町なわけです。猫派が少ないヨーロッパとしては
非常に珍しく、よいです。
ちなみに前夜祭には、リアル猫は一切出てきません。
なんなら当日も一切出てきません。
人間以外の動物でイーペルの町で見たのは、犬です。
もうなんかこういうところが素敵。
前夜祭のポイントは、全体的に”んぬるっ”と始まって”ふわっ”と盛り上がり、終わるところです。
午後8時過ぎから(一応公式には15分から始まります)三々五々人が集まってきて、
突然町のいたるところで猫に扮した参加者がダンスなんかを始めます。
ビール飲みながら待ってたら突然音楽が鳴り始めて、
「あ、始まった。」
となりました。
キャッツの猫に扮した一団や、チアリーディングキャット、
ちんどん屋の猫たちにポールダンス猫等、バラエティに富んだ猫たち。
ただし当日は10度を切る気温&強風により、
ポールダンスは中止していました。
一生懸命ポールダンスのステージを撤去している姿は、ちょっと笑いました。
そして10時過ぎから”火のショー”が始まります。
というアナウンスがあってから約1時間
ひたすら繰り返される映像漫談。
おい、早く火をよこせ。
どちゃくそに寒い中で1時間。
体の芯まで冷え切ってしまった僕は、撤退を決意します。
あまりに寒すぎました…。
ちょうどホテルまでの帰り道が2キロほどあったのですが、
寒すぎてランニングしました。ちょうど体が温まって良かったです。
そして当日。
初っ端からじわじわきます。この手作り感。かわいい。
前日に町は大体見てしまったので、やることがなくなってしまい、
カフェに入って本を読みつつパレードのスタートを待ちます。
そして午後三時。パレードの開始です。
公式のポスターにも使われているデザインです。
これがすごく可愛いんですよね。
公式スタッフは、このシャツを着ています。
このシャツが欲しくて町中探した(文字通り町中全部探しました)んですが
残念ながら見つかりませんでした。売って欲しい…
まずは協賛企業の車がパレードを行いつつ、飴やらお菓子やら、
フリスビーにサッカーボールやら、観客に向かって投げまくります。
固いものもガンガン飛んで来るので、結構当たったら痛いです。
そしてファンキーなおじいちゃんは、パンフレットやら
広告やらをちぎっては紙飛行機を作り、
お菓子を投げてくる人たちに向かって投げ返していました。
あと男の人、特におっちゃんとおじいちゃんが
必死に飴やらを取りに行きます。
”Hey!!!”と、必死にアピール。
たまに飴以外の何かを投げてくれる人がいれば、
全力でブンブン腕をふってアッピール合戦が行われます。
ちなみに別に孫にあげるとかそういうのでもなく、
みんなもらってホクホクしつつ
自分のポケットに詰め込んでいました。
僕はちょくちょく後ろに座っていたちびっこにお菓子をあげていた
のですが、どうもそういうあれではなかったっぽいです。
これは、魚です。
魚がデザインされた猫車
子供たちもパレードを楽しみます。
かわいい
エジプトの猫、というコンセプトです。
突然巨大な猫が現れます。猫祭りっぽいでしょ?
と言わんばかりです。
もはや猫とは何なのか。という気分にされるオブジェが。
これにはわけがあって、猫祭りの起源のところに
中世の魔女狩りやペストの話なんかも絡んでくるので、
それを表すための人形たちなんです。
ただこういうのをゴリゴリに押し出してくるのは
すごくヨーロッパだなぁと思いました。
日本だと絶対出さないですよね、これ。
こういう可愛い路線で出てくるのもあります。
みんなが思い浮かべる猫祭りっぽいのは、こんな感じじゃないでしょうか。
とまぁこんな風に、パレードを楽しみました。
最後クライマックスに、遷移会館から
ぬいぐるみを投下するというくだりがあるのですが、
これについても人が多すぎて写真取るどころの騒ぎじゃなかったです。
そして、ぬいぐるみ投げるまでが、長い。笑
右側〜?左側〜?どっちに投げよっかな〜?
声の大きい方に投げよっかな〜?
という件を延々とやったり、なかなかテンションを保ちづらい。
たまにお菓子の投下を挟むのですが、
基本みんなぬいぐるみを目当てに待っているので、
お菓子の投下の時のテンションの下がり具合はすごく面白かったです。笑
そんなこんなで猫祭り、楽しんできました。
お前本当に楽しんでいたのか?と言われてしまいそうなあれですが、
僕はそもそも猫が大好きなので、楽しめました。
それに、今後僕は一生「猫祭りに行ってきた猫好き」
として生きていけるので、そんじょそこらの猫好きとは
一線を画する存在になれたわけです。上級猫好き民です。
そう考えるとすごいでしょう?
上級猫好き民を名乗りたいあなたは、ぜひ足を運んでください。
最後に次回のためのお役立ち情報を色々と乗せておきます。
・駐車場は町中に結構ある
町にバレーボールコートや、サッカーコートなどが隣接している施設があって、
その周りが駐車場になっています。ここに車を停めると
中心地まですぐに行けるので、便利です。
・駐車するなら午前中に
来るまで来るのはだいたい欧州民です。
彼らは早起きや、早めの行動が基本的にできない人種なので、
午前中までに駐車すれば、余裕で停められます。
日本人の敵は日本人なことが多いですが、だいたい日本人は
ツアー参加です。そうじゃなくても電車で来ています。
つまり、猫祭りへの参加方法で一番いいのは、
当日の朝、イーペルの町に行く。これです。
・街の見どころは正直少ない
前々回書いたとおりで、もちろん献花の式典や、繊維会館自体は
一見の価値ありですが、
何分町が狭く、端から端まで20分くらいで歩けます。
前夜祭も参加すると、時間が余ります。
献花の式典なんかは夜にしかやらないので、
全部見るなら必然的に一日以上は過ごすことになりますが、
カフェでできる暇つぶしグッズは持っていっていくほうがベターです。
・ぶっちゃけ日本人の参加者は結構イタい
猫祭り、猫好き、猫かわいい、猫のコスプレする私かわいい
な思考回路のアラサーや、
この日のために集めた猫グッズを全身にまとって歩く
オーバーフィフティ(と、つきそいのおっちゃん)なんかが散見されました。
前者は単純にキツいです。
子供たちがやってる分には可愛いと思ったんですが…。
後者は、総じてみなさん猫柄で全身を埋め尽くすので、
柄被りが甚だしく、単純にセンスがイマイチでした。
日本からわざわざこのためにこんな田舎まで来るので、
そりゃぁもうみなさん猫が好きなんでしょうが、
なんていうか…ね?うん。
・ホテルなどの予約は年始すぐあたりがベター
小さな町なので、ホテルは本当に全て埋まります。
行くつもりがあるのなら、その年の頭には予約しましょう。
リファンドができる予約サイトも沢山あるので、
一旦申し込むだけ申し込むっていうこともできますし。
・軽食はカルフールへ買いに行く
基本的にレストランしかごはんを食べるところがなく、
ちょっと軽食をはさみにくいです。
当日は結構な人の量なので、繊維会館の裏道にあるカルフールで
軽食を調達しておくと便利です。
それか、駅の方に行くとフリットスタンドがあるので、
そこでフリットとかをちょこちょこ買って
つまみながらパレードを見るのも乙です。
ただし、パレード中は飴やチョコがガンガン飛んで来るので注意が必要です。
・パレードチケットは必須ではない
チケットを買わずとも、パレードが流れる町中に椅子をおいておけば
そこに座って鑑賞できます。
地元の人もガンガン椅子を出して、そこで座ってみていました。
小型の折りたたみの椅子でもいいので、置いておけばOKな感じです。
治安はわりにいい感じだったので、
とりあえず置いておけば、盗難される心配はそこまで高くない…か?
と言ったところです。
もちろん中心部の一等地で見るならチケットは必須です。
ただしすぐに売り切れるため、買えなかった人は
わざわざ遠いところのチケットを買うほどではないかもしれません。
ちなみに僕は駅の近くの中心部から一番遠いところしかチケットが
残っていなかったので、ちょっと失敗したかなと思っています。
・猫がそれほど好きでない人には積極的におすすめできない
僕も妻に断られて一人で行きましたが、結果的に良かったと思います。
なかなか不思議な空気のお祭りだったので、決して万人向けではありません。
そんな不思議なお祭りの猫祭り、世界でもかなり有名な部類の奇祭ではないかと思います。
話の種には間違いなくなりますので、足を運ぶ価値はあると思います。
それでは次回の2021年、あなたの参加をお待ちしています。


























