都市伝説の類の

この世がもし仮想現実だとしたら

という仮定は

創造神話を別の言い方をしているってことになりませんかね?

 

 

 

 

バイブルを信じている人にとっては

この世界はGodが作ったことになっていて

世界は一つしかないuniverseなのか?

複数の世界があるとするmultiverseなのか?は

人によって見解が異なることでしょう。

 

Godは世界を作ってくれましたが

今我々が住んでいる世界は完全なのか不完全なのか

私には判断のしようがありません。

 

スタンダードなバイブルは我々が住んでいる世界の他に

世界があると語っていませんが

グノーシスの神話では

我々の住む世界は完全な世界の劣化コピーであるということに

なっています。

人間の魂は不完全な世界に閉じ込められていると

グノーシスの神話は語ります。

 

 

インド神話では

 

世界は全て水に覆われていた。

とぐろを巻いて水の上に浮かぶ大蛇を寝台として

ヴィシュヌは眠りについていた

まどろみは永遠につづいた・・・・。

 

やがて、ヴィシュヌの内部に創造意欲が生じた。

それは、ヴィシュヌのへそから外にでてハスとなった。

このハスはローカ・パドマ(=世界のハス)と呼ばれる。

ヴィシュヌはその中に入りこんだ。

このハスからブラフマー神が自力で生まれた。

 

かれは四方を見渡したが

どこまでも水がひろがっているばかり。

途方に暮れたかれは、考えた。

ハスの上にいるこの自分はいったい誰なのか?

この1本のハスはどこから生えているのか?

きっと下に何か支えるものがあるにちがいない・・・・。

 

こう考えたブラフマーは

ハスの茎の中を通って水中に入りこんだ。

しかし、その先を見極めることができなかった。

 

ブラフマーは踵を返してハスの花の上に戻り

坐して瞑想にふける。

そして、ついにすべてを知るに至る。

 

自分自身の中にヴィシュヌが大蛇の上に横たわり

まどろんでいるのを見たのである。

すべてを知ったブラフマーは

至高の創造神ヴィシュヌを讃え

ヴィシュヌの使徒となって

この世界を創造した。

 

 

自分自身を創造した者が自分自身の中にある事を

自覚したブラフマーは安心したのでしょうか?

その時から世界の創造を始めたことになっていますね。

世界を創造することは選択肢は無限にあるのでしょうれど

孤独な作業だと想像してしまいます。

 

だからこそブラフマーはヴィシュヌが自分の中にいると

瞑想の中で知った(=仮定した)のかもしれませんね。

しかし、ヴィシュヌは眠っています。

ヴィシュヌの夢の中にブラフマーが現れていると考えることは

出来ないのですかね?

 

そうすると、ブラフマーはヴィシュヌ自身でもあることになりませんか?

このエピソードのブラフマーとヴィシュヌの関係は

色んな解釈が成り立ちそうですね。

 

例えば

潜在意識と顕在意識の関係を

ヴィシュヌとブラフマーに当てはめることは出来ないですかね?

 

潜在意識に導かれて顕在意識が世界を認識する訳です。

顕在意識が世界を認識することを世界を創造すると

言えないかどうか?(笑)

他の人達の認識した世界に対して

自分が認識した世界が自分独自のもの過ぎると孤独ですよね。

 

ヴィシュヌとブラフマーのこのエピソードをさらっと読めば

やはり

ブラフマーの世界の創造は孤独な作業であり

ヴィシュヌの夢の中での出来事なのだという仮定を立てなければ

その孤独に耐えられないってことなのでしょうか?

 

ヴィシュヌのアバターであるブラフマー。

 

やはりこの世は仮想現実なのでしょうか?