この度の北海道胆振東部地震でお亡くなりになられた方々の

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

また、被災地の早期の復興を陰ながら応援させて下さい!!!

 

 

久しぶりに経済ニュースの記事を読みました。

好調のアメリカに日本の株価が置き去りにされているという記事です。

 

B層の人間は状況証拠から想像するしかありません。

 

Little B's poem

 

 

上記の記事のテーマは「内部留保」でした。

内部留保の繰り入れ額は

株式会社では株主総会の決議で決められるものです。

おおざっぱに言うと

未処分利益のどれくらいの割合をバランスシート(貸借対照表)の中で資本金に近い性格を持ったものにするかってことですかね。

 

この記事では「利益剰余金」をターゲットにしているので

連結会計を前提にしているのかしら!?と思ったりします。

「剰余金」って?

「連結会計」って?

と思った方もいるかもしれません。

 

「剰余金」は未処分利益を内部留保に回す時に使う名称で

よく似ている言葉で「準備金」という言葉があります。

両者の概念は似ているらしいのですが

「剰余金」は会計学系の言葉で

「準備金」は会社法上の言葉です。

キャッシュフロー上は繰越利益にしても剰余金にしても

同じではあるのですが

会社が有する拘束力が違うのだと思われます。

 

「連結会計」は

親会社が

親会社≒本店

子会社≒支店

みたいに考えて会計情報を作成することです。

 

親会社、子会社でバラバラに納税するか

連結会計で納税するかで

納税額が異なるので

連結会計を選択した場合は

継続性の原則が適用されるでしょうね?

 

会計情報の作成には

会計情報を受け取る側の期間比較が可能になる様な

レギュレーションをかけられます。

一般的には継続性の原則と言われたりします。

それは新聞の社説を読み続ければ

政府の本当の意図が分かるようになると言われているのと

同じかもしれません。

 

内部留保たる利益剰余金が潤沢にある傾向だという記事でした。

 

「企業は、内部留保を貯めこんでいるので、社会に還元せよ!」と

ある政党は以前から言い続けています。

時代によってリアリティが変わる言葉ですね。

 

会計を仕事にしている人は百も承知でしょうけれど

損益計算で計上された利益は決算で確定した時点で

必ずしも現金・預金の裏付けがあるとは限らないのと同様に

未処分利益も現金・預金の裏付けがあるとは言えないですよね?

 

ですから、内部留保も現金・預金の裏付けが必ずしもあるとは

言えないはずです。

こういう様な事もあって

キャッシュフロー計算書が

貸借対照表と損益計算書に加えられて

財務三表になった経緯がある訳です。

 

 

上記の記事によれば

今は、「企業は内部留保を貯めこんでいるので、社会に還元せよ!」が

リアリティを持っているという事になります。

 

「日本では設備投資も減っているし、人件費も減っているので

広い意味での投資はあまり行われていない。そして、株式にたいする

配当も減っている。これでは株価が上がるはずがない。政府が

笛を吹いていますが、踊る人が少ない。」

「年金等の機関投資家が運用を国債から株式にシフトしたがっている」

とも言ってますよね?

(この記事には書かれていませんが)マイナス金利政策ですから

世の中でマネーがダブついている現象を別の言い方で

言っているとも言えませんかね?

貸借対照表上の資本の部の合計金額に応じた税金をかけるなんて

大なたは振れないですよね。

 

 

 

企業は1980年代から1990年代のバブルの二の舞は

舞いたくないだけなのではないかと筆者のオソマツな脳では

考えてしまいます。

 

マイナス金利はいつまで続くか?

続かないにしても金利はどこまで上げるのか?

そうなった時に銀行はどう動くのか?

 

 

二年前のアメリカ大統領選挙の結果が今の日本の状況を

作っているのですよね?

 

今夜はバリタイで頑張りたいですね!