共生という関係が生物にはあります。

有名なのはイソギンチャクとクマノミ、イソギンチャクとヤドカリ、テッポウエビとハゼの組み合わせです。

人間の腸に住んでいる菌も人間と共生していると言えるのではないでしょうか?人間の腸に住んでいる菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の三つに分けることができるとネットでよく見かけます。善玉菌が悪玉菌より優勢じゃないと健康に問題が生じ、免疫力まで下がるという話ですね。

 

寄生という関係もあります。

宿主の身体に住んで宿主に害を及ぼす場合です。

人間の場合ですと、回虫とか蟯虫の類です。

水虫の原因となる白癬菌は皮膚の角質層に寄生して痒みを起こします。

 

動物には二種類の遺伝情報があります。一つは細胞の核に入っているDNA、もう一つなミトコンドリアDNA。数年前のNHKの番組で、核しか持たなかった細胞にミトコンドリアが寄生(共生)することで、動物が生まれたと説明していました。この組み合わせがうまくいったので、地球で動物が繁栄していることになります。

 

共生に向かって変化している寄生もあるということですよね。

水虫を起こす白癬菌は人間の皮膚に住む常在菌になろうとしているのかもしれません。

 

 

変化し続けるのが世界の原理なのでしょう。

 

 

 

 

性風俗産業は人類最古の仕事だとよく言われますね(別の言い方で言われますが)。

日本での形態は様々だったと思います。

受け継がれてきたという面に着目すれば、ラブホテルは出逢い茶屋の系譜に入る施設です。吉原、岡場所等とは異なります。

 

ピンクサロン、ソープランド以外の店舗型の風俗店がほぼ消滅して、デリバリーヘルスの隆盛は、デリバリーヘルスとラブホテルの共生の時代でもある訳です。

 

そんな蜜月関係に水を差す様な出来事がウチのホテルで起こったことがあります。

 

バリタイ福生店に電話がかかってきました。

 

「お電話ありがとうございます。ホテルバリタイです」

「わたくし、福生○○小学校の××と申します。先日、おたくの入口付近で風俗業の人が『アルバイトをやらないか』と小学生に名刺を配っていたんですけれど、おたくと関係があるんじゃないですか?」

「いえ、まったく関係ありません」

「小学生が連絡してしまって大問題になっているんですよ。関係ないって、そんなことないんじゃないですか?」

「本当に関係ないのです。確かにデリバリーヘルスの業者さんはウチに来ますが、その業者さんが来る来ないに関しては無関係なんです」

「そんなはずないでしょ」

「いいえ、そうなんです。私どもの商売は地域の皆さんのご理解があって成り立っていると考えておりますので、その様なご迷惑をかける事をするはずがありません。もし、今、おっしゃっている事が事実なら、由々しき事です。今後、発見したら厳重に注意します」

 

↑の様なやり取りをして、相手の方は鉾を収めて下さいました。

名刺を配っている現場をおさえるしかないので、業者名と業者の連絡先はあえて聞きませんでした。

 

 

 

イソギンチャクとクマノミの様な共生を願っています。

 

 

今夜はバリタイでニモの夢を見て下さい!!