G1 3レース目
イギリス、マイルの総決算QE2。
なんといっても引退レースとなるPalce Pierが唯一の敗戦となったこの舞台でリベンジを飾るか、5戦5勝のBaaeedが世代交代を果たすか。はたまたディフェンディングチャンピオンThe Revenantが連覇か。大注目の1戦でした。
ポンと好スタートを切ったベテランのBenbatleが2馬身のリード、内にThe Revenant、並んでPalace Pier、その左後方にBaaeed、内にLady Bowthorpeと真っ向勝負の様相。
Benbatleが2番手のThe Revenantから2馬身、そこからAlcohol Freeまで2馬身とスローの割に縦長で進みます。
ラスト4F地点、Baaeedの位置を確認するフランキー。そして少し前との差を詰めていきます。今日の馬場が少し緩めだったこともあり、後ろのBaaeedを見つつ前のThe Revenantをケアするという非常に難しいレースの組み立てだったと思います。そしてスロー。キレという点でも後方勢を警戒していたかもしれません。
ラスト3F、Alcohol Freeを締めながらBaaeedの位置を確認しつつ前との差を詰めるPalace Pier。
ラスト2F、The RevenantとPalac Pierにゴーサイン。しかしやや外に顔が向いたPalace Pier。いつもの様な反応ではない。一方仕掛けを待ったBaaedは程なく追い出し。こちらはまだフォームにばらつきがありながらラスト1F手前、左手前になり左鞭が入ってからの伸びが圧巻。
一見バタつくフォームに見えてもJ.Crowleyの扶助もありまっすぐ駆け抜けています。
一方でPalace Pierは1F標識から内にヨレ気味。切れ味勝負で苦しくなったか並ぶ間もなく交わされました。それでもラスト100mはBaaeedに食い下がり王者の意地を見せており負けたけど改めて強さを見せてくれました。
Baaeedはこれで6戦6勝、デビューが6月でしたからわずか4か月でマイルの頂点へ。
Palace Pierは混戦だったマイル界を2年に渡りチャンピオンとして引っ張りました。抜け出す力強さ、鮮やかな勝利。2000年代ベストマイラーの1頭だと思います。
3着に入ったLady Bowthorpeは5歳牝馬ながらNassau Stakesを勝つなど充実の1年でした。メンタル管理の難しい牝馬にあって、5歳で初G1制覇に2着2回、素晴らしいの一言。
終わってみれば強い3歳勢がマイル界をも手中に収めた1戦でした。