菊花賞の回顧です。先ずは3歳世代最後のクラシックに挑んだ18頭の陣営に賞賛と感謝を。
さてスタート、タイトルホルダーが五分のスタートから押して出ていきます。最内ワールドリバイバルも先手をうかがいますが、右手綱を開いていて最内をキープして先頭は譲ることを選んだように見えます。
エアサージュも先行この辺は藤岡佑Jらしい。さらにその外からモンテディオも来て恐らく逃げ馬の後ろを取りたかったと思いますが藤岡Jが外を見て張ったため競るようにコーナーへ。モンテディオは3頭分程外に振られました。また、先手争いを見てワールドリバイバルが控えたため、エアサージュがすんなり最内3番手を確保。タイトルホルダーが最初の3Fでやや離したため、空いたポケットに最初の直線でモンテディオが収まります。面白い駆け引きでした。
逆にスタートで後手を踏んだのが、両方から挟まれたレッドジェネシス。結構激しめに当たられたのは影響ありそう。
グラティアス、ディヴァインラヴも前を見つつ後ろが離れた比較的プレッシャーの少ない好位置。ただ、グラティアスは下がってきたワールドリバイバルが影響してか行きたがってしまいました。
その後方は集団で、スタートそろっと出したステラベローチェ、それを見る様に進めてやや前方にヴィクティファルス、横に並べていったオーソクレース。ルメールは横で手綱を引いているのでマークしていたと思いますし、しっかりそこに収めました。
集団前方のディープモンスターはちょっと行きたがったが良い位置。
最初の5Fは60秒丁度。最初に主張した分体感早めに感じたかもしれないのと、ステラベローチェが後ろ、後方集団を引っ張るのがディープモンスターと有力どころが後方で牽制しあったため、決してハイペースではないながら縦長に。ディヴァインラヴの位置までに居ないと勝負は厳しかった。
スタート後手を踏み最後方を進んでいたセファーラジエルが大きく外に出し、第2コーナーから向こう正面で外2番手に。ただ、バックストレートで前に馬を置けずハミを噛んで行きたがっており暴走です。ここでノーチャンス。ただ、セファーラジエルの動きにより馬群が少し詰まったのは勝負として面白くなりました。
ラスト5F、早めに動かしていったのはモンテディオと横山和生J。セファーラジエルが来ても全く動じず淡々と走っていたタイトルホルダーの手応えを見れば行かざるを得なかったかな。
ラスト4F、手が動くも苦しくなったグラティアス。エアサージュも付いていけない。ディヴァインラヴは4コーナーでスピードに乗せてスムースに馬場4分所へ。ここまで福永Jは完璧なエスコート。
逆にスタンド前でヴェローチェオロに前にヴィクティファルが入ったことで後方4番手になったステラベローチェは最後までここの位置取り争いが響きました。そのステラベローチェを1度振り返って確認するルメール。恐らくここでステラヴェローチェに見切りをつけて自分のレースに徹したのではないでしょうか。実際、オーソクレースを追い出したのはラスト4F過ぎと比較的早め。前方の有力どころが楽に走っていたのを気づいてのことでしょうが、タイトルホルダーには届きませんでした。
そのオーソクレースより早めに動きだし4コーナーで外に並び、最後はアタマ+ハナ差の4着だったステラヴェローチェも負けてなお強しの内容で、吉田隼Jは少し悔やまれるエスコートだったかも。ただ、テンションが高かったことも考えるとやれることはやったのではないでしょうか。
ディープモンスターはコーナーで置かれ、直線も外に流れつつながら5着。こちらは1戦挟めていたらと思わせる内容でした。有馬よりはJCのタイプかな。
このレースは何といっても積極的に位置を取り、中盤でしっかりなだめて溜めて、最短距離を走りつつ4コーナーを綺麗に回りながらスピードを乗せ自分のタイミングで仕掛けた武史くんとそれに応えたタイトルホルダーが素晴らしかった!
これでクラシック2勝です。このままどんどん羽ばたいていってほしい。それを期待させるほどの素晴らしい勝利でした。
そしてここ2年の岡田スタッドの活躍も嬉しいですね。
菊花賞今年も素晴らしいレースでした。