不安にかられながらも、メールを開いてみる。
『おす!元気かー?
あんな、土曜日にみんで集まろうと…』
『達也かよ!!』
脱力した。
とりあえず今は返す気になれず、そのまま家に。
ついた後、風呂に入ってやや冷たいシャワーに打たれながらまた思い返していた…。
『よくわからんけど、うまくいかないな…。
恋愛、長く続けている人からすれば、まだまだ足りないのかな…。』
上がって携帯を見ると、着信が1件。
『達也か?今日はそんな気分じゃねーのに…』
5分前、ちさからだった。
『ちさ!?電話か…どうなるかな…』
おそるおそる電話してみる…。
「もしもし?ごめん、風呂入ってた。体調大丈夫なのか?それで、どうしたんや?」
「うん、薬が効いてきたみたいで、少し落ち着いた。
あのね、今から…来れる?
話したいことがあるの。」
「わかった、すぐ用意して向かう。着いたら連絡するから…無理するなよ?」
話したいこと、か。これだけじゃまだ不安はけせないな。
とりあえず急いで仕度して再びちさの元へ。
いつもの場所に着くと、もうちさが待っていた。
「着いてからでよかったのに…まだ体調悪いんやから。とりあえず乗って。」
「ううん、そこの公園でいいかな?」
「わかった。」
そして、二人、ベンチに腰掛ける。
「とりあえず、これ。お茶でも飲んでな。」
「うん。」
「で?話したいことって?」
少しの沈黙の後、ちさが口を開いた。
「さっきは、ごめんね。
私、たかし君に酷いことばっかり言ってた。
怒ってるよね?
普通、あれだけじゃわかんないよね…。」
「もういいよ。今は気にしてない。」
「あのね…私、たまに頭痛がして、そうなるとだんだんイライラしちゃうの。
ほんとなら、大したことないようでも。
でね、今日も私のせいでたかし君を傷つけて…」
「そうやったか。で、もう大丈夫なん?」
「うん。でも、またこうなるかも…そしたら、また傷つけてしまう。」
「いや、今日はわけもわからずやったから、だんだんイライラしてきたけど、そういうのがわかってれば対応できるでしょ?
で、いつからなん?おれが何か悪いことでも言って引き金になったとかじゃ!?」
「違うよ。これはね、前の彼と別れてから…。
その…前の彼…たかしくんに似てるの。」
「…。」
「見た目とか優しいとことか。体系はもっと華奢だったかな?
で、よく目にかけてくれて、少しの変化も気づいてくれた。」
「それで比べてしもたんやな。」
「失礼なことやのに…本当にごめんなさい。
で、私から好きになって、付き合うようになったんだけど。
半年くらいして、少しずつ態度が変わってきて…。
私、なにか悪いことしたのかなって。
そしたら、もっと後になってだけど、別に女の子がいて、その子と同棲してたの。
で、裏切られたと思って別れたんだけど、やっぱり好きで…苦しかった。
でも、頭から離れなくて、一人で泣いてた。
そうしてるうちに彼のこと考えると頭が痛くなってきて…。
たぶん精神的なものからってお医者さんが言ってた。
カウンセリングもうけて、少しづつだけどマシになってきたの。」
「じゃ、再発は、似ている俺で、か?」
「たかし君はなにもしてないの。
ただ、どうしても思い出してしまって…
家では少し再発してたんだけど、これがわかったら絶対喧嘩になる。そしたら…もう一緒にいられない…。
でも…抑えきらなかった…ごめん、ほんとうにごめんね…。」
「もういいって。大丈夫。それより、このまま一緒でいいのか?
その…また再発したりとかは辛いんじゃ…」
「たかし君が嫌ならはっきりと言ってくれていいyp、私のせいだから…。でも、できたら…まだいっしょにいてほしい。」
「元彼とはちがって鈍感やし、足らん部分あると思うぞ?元彼のようにはしてあげれないぞ?
俺は俺のやりかたでしかできないから。
それでもいいか?」
「うん、たかし君はたかし君。
そのうち忘れさせてくれると思う、たかし君がね。」
「そうか、なら俺もお願いしようかな。
これからもよろしく、な。」
「うん!!」
「はー…。気が抜けたぁ…。もう不安でしかたなかったんやで~!
そうや、飯、まだやろ?
なにか食いに行くか?」
「少ししか食べれないけど、行きたい^^」
「そうと決まれば!車いこか^^」
こうして、二人は関係を持ち直し、車を出したのでした。