ネタが無いので、結構昔に書いた恥ずかしいSSを。
「夕焼け空と夏の終わり」
8月25日。日に日にせみの鳴き声も聞こえなくなり、俺に夏の終わりを告げる。
…宿題終わってねえ。
俺はうっとうしい妹とあの、なんつーか飴玉みたいな色とりどりのアイスを食べていたんだ。
まあ、ほとんどは妹に取られたが。
そのアイスはオレンジ色とか水色とか、色々きれいだから好きだ。
暑い夏にはそれを食べるのが習慣となってしまった。
「お兄ちゃん!見てこれ、あの夕焼けみたい!」
妹がオレンジ色のアイスを空にかざして言った。
「どっちもきれいだねえ!」
「ああ、どっちもどっちだ」
そうか、これを食べるのが毎日のようになったのは…
澄んだ夕焼けがいつもより増してきれいに見えるからだ。
ああ、宿題やんなきゃな…
――――夕焼け空と少し溶けてしまったアイスが、夏の終わりを告げた。