一緒に観た方たちには、ずいぶん 受けていました。


私はといえば、早く終わらないかとそればかり考えていました。


「甘い」と言われるのは覚悟して言いますが、「ニューシネマパラダイス」がトルナトーレ作品では最高峰だと思っています。


ノスタルジーを求める趣向には辟易していたのも事実ですが、かといってそれがなくなって、バイオレンスばかり目立つ作品になっても、これを見た人は幸せな気分になれるんだろうか・・・。とも考えてしまいました。


観客はもっと冷静にならなければならないと思います。

音楽や目先の奇麗事にだまされるは嫌です。


「海の上のピアニスト」「マレーナ」 この二本を男性優位の映画だと感じています。というのも、この映画の主人公がストーカーというか変質者に見えて仕方が無いのです。

女性の部屋を勝手に覗いている行為。

これは嫌です。

それで、女性に対して失礼だと思わない、この映画関係者が嫌です。

美しい音楽と壮大な映画のイメージに塗りこめられて騙されているような気さえします。


「題名の無い子守唄」もそれを思い出させました。

目的のためとはいえ、他人の家の中を除き見る行為。

女性は一方的に暴力をふるわれ、裸にされる。



余談ですが、子供を産む女性を選ぶ場合、「身体」だけで判断しますか?

顔がもっとも重要なのではないかと思います。

そもそも、全裸事態に疑問ではありますが。


もう一つ。

演出上したことかもしれませんが、目的を達成しようとした矢先に突き飛ばされる行為は、絶望と挫折を感じさせます。しかも、あんなに小さい子供ならなおさら。あれを教育と思い込んでいる時点で、感動もなくなりました。

やり方は他にもあったはずです。



以上、辛口になってしまいました。


もちろん、これは私の主観で、この映画に感動した女性も沢山います。

「やっちもないわぁ。」


「ぼれー、うみゃー。」


久しぶりに聞いた福山弁でした。

アクセントは微妙でしたが・・・。


ロケ地はどこなんだろ? 干拓の方ですか? 鋼管のほう? 湾岸と橋が見えました。

最後の駅は大門? 鞆の浦の幕が背後にあったので、余計特定が出来ませんでした・・・。

あ、松永?


なんせ、福山に住んでいたのは随分前なので、現在の細かな様子は分かりません。

ましてや、考えてみれば福山駅しか使ったことがなかった私・・・。

市街地でないのは確かですよね。


設定が福山だったのは、偶然ですが、以前から話題のあった「初子」をやっと見ることができました。

場所は、横シネといって、映画館の裏をJRが走り、その音が映画のBGMになるという長閑な映画館です。

この電車のガタゴトが、初子ではちょうどいいBGMになっておりました。(他の映画館でそんなもの聞こえようものなら問題になりかねませんが・・・。)


映画の内容といえば、兄と二人の貧しい暮らしの中学生の初子。同級生の三島君と進学校に進もうと勉学に励んでいたけれど、兄は進学に反対するし、家計も貧しいため、断念せざるを得ない。進学の費用にとラーメン屋でバイトをしていたが、まだ中学生の初子にはキビキビ動く要領もなく、客からも店主からも疎まれ、クビになってしまう。学校の担任に就職すると告げても、やる気のない女教師で、「中卒の就職なんてないけど、いざとなったら出来ることはある」なんて言われてしまう。

居場所がなくなってフラフラしているところを助けてくれたのは怪しい宗教まがいの女性だったり。

結局ビスケット工場に就職し、合間に三島君と公園デートというささやかな幸せな時間を持つも、現れたのは子供の頃、初子たちを捨てた父親で、しかも浮浪者となり果てていた。


まあ、救いのない話でした。

これで、初子が力強く生きていくなんていうのなら、爽快感も生まれるんだけど、そうでないから、ちょっとイライラする・・・。

中学生の女の子にどうしようもないことで苦しむのはかわいそうだけど、新品の参考書を買おうとするあたりで同情が冷めちゃった。あんなのは古本屋で買ってもいいじゃない。

てか、私達のころは、先輩とかからもらったりもしてたよ。みんな、そうやって節約してた。勉強なんてどうやってでも出来るんだから。

プライド?

勉強するためだったらそんなの捨てなきゃ。ましてや進学校に行きたいなら。どん欲にならなきゃ。

結局、孤児のアンがみんなに認められたのは頑張って勉強して実績を残したからなんだから。

でなきゃ、ギルバートは手に入らないのよ。

なんて厳しいことを思ったりした私でありました。


ところで、三島役の佐野和真くん。最近まで、ハマっていた「砂時計」の大悟でした。

彼の設定が、本当、「砂時計」とシンクロしちゃってて。


まず言葉。

「砂時計」は島根弁なんですけど、彼の方言に対するイメージが一緒なのかな。備後弁なのに、砂時計のときと一緒でした。イントネーションも一緒。ありゃりゃ。まあ、私も、大学に入って、島根の子と話してたらすぐに移ったので・・・・。。


そして、好きになる女の子の境遇。家庭環境に問題あり。


一緒の高校目指してたのに、女の子は別のとこにいっちゃう。


「ずっと一緒」なんて約束したけど、女の子はどこかへ行っちゃう。


まさしく「大悟」でしたね・・・。


でも、彼の得なとこは何をやっても、一所懸命さに好感が持てるところ。うん、よかったよ。





印象の薄い映画だった・・・・。


編集の仕方のせいかな。


プチプチ切られた感じ。


タメが足りなくて、余韻にひたれなかったり・・・。


シリウスの場面、もっと溜めてもいいのに・・・。


なんか、あっさりしすぎだよ。


あそこは、もっと、悲しみに浸りたかったよ。


映像にも不満。


せっかくフルスクリーンで観るんだから、もっと壮大なというか醍醐味のある映像が欲しかった。


ま、シリーズものゆえというか・・・。


前回より、圧倒される何かがないと、物足りなくなっちゃうんだよね。


とりあえず、シリーズ中盤ということで、「中オチ」しましたってことで。


吹替え版の声優、マモがいませんでした・・・。


声が違うなあ・・・?と思っていたら、やはり違ってました。


やはりあれですか?


いまや、大物声優の彼だから


それゆえに


お呼びが掛からなかった・・・?