これは、どういう映画だと捉えるのが正しいのでしょうか?


そう問わずにはいられない。


思いっきり、「男性向け ロリータ向け嗜好」の映画に見えて仕方がなかった・・・。


某国民的アニメの「しずかちゃん」のお風呂場面を思わせる場面があったり、下着姿の少女を泥だらけにして汚してみたり・・・。

専門的なことはよく分からないけど、とにかく、日本のアニメによくある、そこはかとないロリータ向けの場面がそこかしこにあるのだ。

もちろん、アカデミー賞にノミネートされた大作映画としての仮面を被って。


主人公の少女を取り巻くファンタジーの部分と、スペイン内戦の暗く残酷な部分との折り合いが分かるようで、上手く繋がっていないような気もした。

とにかく、少女と外部のものたちとの接点が無さ過ぎるのだ。

これまた、男性が好きそうな、「あまり喋らない」「現実感のない」「少女」が「夢を見ている」だけに見えるのだ。


最後のオチも「今どき、こういうのを使うのか・・・」なんて思わざるを得なかった。



溝口健二監督作品。


やっと念願のスクリーン鑑賞。

圧巻でした。


小学校に入りたての頃、NHKで見た「安寿と厨子王」の人形劇に魅かれ、両親に絵本が欲しいとねだりました。

うちの両親は何を勘違いしたか、小学校一年生の私に「山椒大夫」を買って来たのです。

ハードカバーで、一ページ二段の構成のそれは、ほとんど漢字で構成されていました。

私が、両親に買ってもらった人生最初の小説でした。

もちろん読みましたよ。幸運なことに、漢字には全て読み仮名が振ってありましたから。

その頃から長い間、私の好きな本は「山椒大夫」でした。


映画の存在は、いつともなく知っていたという感じでした。

溝口健二作品として意識したのは、邦画を手当たり次第に見るようになってから。

以前に見てから、今回の鑑賞までには、かなりの年数が経ちました。

年を重ねるごとに、溝口作品の偉大さが感じられるようになりました。


女優・香川京子の美しさ、田中絹代の圧巻ともいえる演技。

もっとも、無駄な知識がついて、田中絹代の口元を意識してしまうのは・・・。


構図、構成も意識するごとに、現代に通じる新しさが感じられる。


ただ、最近、「PIPPIN」という舞台を観たばかりということあって、「政治 」というか「まつりごと」について、山椒大夫を通じて再び考えさせられた。

身分をなくせばいいのか。自由に解き放てばいいのか。人が人としての概念を持ち続けるとは何と難しいことか。



マイケル・ムーアが訴える。

「なぜ、アメリカには国民皆保険がないのだ? 」

 

本当に何故?

言論の自由が認められ、訴訟の国である大国アメリカで、私設の保険会社の暴利が認められるのは何故だろう。

保険に入っていても、保険会社に認められなければ治療も出来なければ、治療費も支払われないというのだ。

そして、その保険に入れない人々もいて、その人たちは数百万円の治療費を請求されるという事実。

テレビドラマで有名になった「ER」で治療を受ければ高額の医療費を請求されるというのだ。


先進国のアメリカで。


国民皆保険の日本人には驚く事実。


なんて思っていたら、もっと驚くことが!!


なんと、カナダ・イギリス・フランス・キューバでは、医療費は「只」だと言うのだ。

フランスでは大学の授業料も只らしい。

フランスでは、医師の診断書により有給の休暇が半年も認められるらしい。

保育園も只。

なんと羨ましい・・・。


なんで、なんで、日本では、税金大国で、こんなにいっぱい税金を払っているのに、医療費が無料にならないんだろ?

社会保険庁に聞きたいものだわ。

年金問題と同じく、別のところに使ってないでしょうね?


この医療費についてなんですが、日本国内では、他国の事情についてあまり知られていませんよね?

日本国内の医療費をただにしようなんて、言ってる政治家っているのかしら?

この映画、前作の二作に比べて、動員数が少ない。

これは、今回の作品はマスコミが動かなかったから?宣伝が足りなかったのでは?

やはり、スポンサーの関係?

某薬害問題といい、医療・製薬関係では、何か圧力のようなものがあるのでしょうか?

ということは日本国内でも情報操作が行われているとか?


なーんて、ちょっとSFっぽく、疑問にしちゃいました。

でも、他国の事情ももっと知らなくては、と思いました。


注・マイケル・ムーアの全てが真実だとは思っていません

他国にもいろいろ事情があるみたいです。

自分で調べたことだけが「真実」。