泣き続けた日々。
彼と別れて部屋に戻ったものの
一人で居るのが辛すぎて
友達の所へ行った。
事情は言わずに、皆で飲んだ。
さっきの事なんて忘れたくて
思い出したくなくて
考えたくなくて
あたしはひたすら飲んだ。
馬鹿な事を言って笑って
頭を麻痺させた。
其の晩は只それだけで良かった。
朝になって自分の部屋に戻った。
寝ようとベッドに入った瞬間。
彼の事を思い出した。
昨日の事全部。
思い出さないでいようと思えば思う程
記憶が鮮やかに蘇る。
眠ろうと目を閉じれば閉じる程
彼の仕草、表情、そして最後のキス。
瞼に焼き付いて離れない。
気付けば、あたしは泣いていた。
ベッドに横になりながら
涙はあたしの顔を遠慮なく横切る。
其の内、あたしは布団に包まって
声を出して泣いた。
いつまでも止め処無く流れる涙を
放ったらかしにして泣き続けた。
気付けば、彼に別れを告げられてから
初めての涙だった。
あたしは眠るのも忘れてひたすら泣いた。
胸につっかえる物を全て吐き出す様に泣いた。
それから泣き疲れて眠りに堕ちたのは
太陽が高く上に昇った頃だった。